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米朝首脳会談から1年~最後のピースは安倍総理が持っている

6/23(日) 7:05配信

ニッポン放送

数量政策学者の高橋洋一がニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(6月12日放送)に出演。歴史的な米朝首脳会談から1年、依然膠着したままの米朝関係から前進させる最後のピースを握るのは日本であると言及、解説した。

米朝首脳会談から1年

2018年6月12日にシンガポールで行われた史上初の米朝首脳会談から1年を迎えた。北朝鮮メディアでは6月11日、アメリカの敵視政策が撤回されなければ、1年前の会談の合意が白紙になると警告している。

飯田)シンガポールでの歴史的な握手から1年となりましたけれども、2月にハノイで2回目の会談が物別れに終わってからは膠着状態ということです。

高橋)トランプ大統領がもっと大きなディールをと、部分的な決着を拒否したということですよね。そのあとで交渉担当者が粛清されたというニュースがありました。それがあったら次は交渉できなくなってしまいますから、本当に大変なことだなと思っていたら、やはり誤報でしたね。いまの段階ではまだ交渉担当者がいるのだから、膠着状態、様子見というところでしょう。北朝鮮から見れば、金正恩さんの任期は永久ですが、トランプさんは2020年11月に大統領選挙を控えています。そこを睨んでいるのかもしれません。いまのままでは経済制裁は続きますので、持久戦になったら北朝鮮の方が不利です。今後は食の支援を求めて来るのではないでしょうか。それに応じないで、どこまでできるかというところでしょう。

飯田)首脳会談に漕ぎつけたのは2017年、もう2年くらい前になりますが、当時は空母を日本海まで持って来たり、戦略爆撃機を飛ばしたりと相当緊張感が高まっていました。
もう1回、そういった圧力も必要になって来るのでしょうか?

金正恩氏に「晋三と会え」と言っているトランプ大統領

高橋)あるかもしれませんが、交渉担当者はいますから、いまは手を変え品を変えてやっているのでしょう。その一環として、例えば日本を使うということもあります。日本と北朝鮮の間には拉致問題があって、拉致問題は非核化とともにディールの一種になりました。それを使って「晋三と会え」とトランプさんは言っています。アメリカと直接話しにくかったら、安倍さんという形もあるのかもしれません。いまは膠着したなかでいろいろな模索をしている段階だと思います。水面下では様々なことがあると思います。何もないということはないです。

飯田)先日トランプ大統領が訪日して、拉致被害者の家族の皆さんとも会い、その後の会見でもそのことに言及しています。

高橋)アメリカの大統領で、こういうケースはありませんでした。従来のアメリカのスタンスだと、拉致問題は非核化への障害になるのでやめてくれと言われたこともあるくらいです。6ヵ国協議のときに、非核化をやりたいのだから拉致問題はやめてくれと。そういう扱いだったのが、いまのアメリカ大統領と2回も会っているなんて本当に様変わりです。

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最終更新:6/23(日) 7:05
ニッポン放送

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