ここから本文です

ECビジネスでも「データの自由化を」――競合の販売状況などを可視化する「Nint」がめざす世界とは

6/24(月) 8:01配信

ネットショップ担当者フォーラム

無人物流、決済など、日本の先を行くと言われている中国EC業界のテクノロジー。高度なビッグデータ収集・解析・統計技術を駆使してモール店の競合調査、ジャンル調査などが行える「Nint」は中国で3000社超、日本市場ではすでに700社以上が利用している。このほど、「Nint」のグローバル展開などを視野に組織を再編。 日本市場向けに事業を手がける「株式会社Nint」などをホールディングス傘下に置く持株会社制に移行した。来日したNintホールディングス の代表取締役・蘇迭(So Tetsu)氏、Nintの代表取締役である吉野順子氏に話を聞いた。 写真◎吉田 浩章

 

ECモールの販売状況を丸裸にする「Nint」がめざすのはデータの自由化

「Nint」は競合店・競合メーカーの動向や売れ筋ジャンル、人気価格帯、効果の高い広告クリエイティブなど、さまざまな指標からECモールの販売データを統計・集計・分析するマーケティングツール。

Web上に公開されているランキング、レビュー、商品情報を収集し、独自に統計・集計。「競合分析、ジャンル動向の調査などに使われている」(吉野氏)。対象は「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」「Amazon.co.jp」。

利用する企業の用途は、ECモール内の競合動向やジャンル調査だけではない。独自ドメイン企業、メーカー、小売企業なども、モールのデータを集計することで、最新のトレンドなどを把握。ECサイト運営や商品戦略などに生かしている。

「天猫国際」「天猫」「淘宝(タオバオ)」「JD.com」「京東Global」「Kaola.com」「Vip.com(唯品会)」「Suning.com(蘇寧易購)」といった中国の主要ECサイトにも対応。中国でどのような商品が売れているのか把握できるので、中国向け越境ECなどにも活用できる。

「Nint」は2009年にリリースされた、中国ECデータ分析サービス「情報通」(中国版Nint)を日本向けにローカライズしたツール。中国では、「天猫」「タオバオ」などの出店やメーカーなどに提供。中国主要モールで「どの店舗がどのくらい売れているか。どのジャンルがどのくらい売れているのかなどを集計・分析できるようにしている」(蘇迭氏)。

公開されているデータを収集し、そこから出店店舗の売り上げ状況、ジャンルごとの売れ行き、商品ごとの販売状況などを推測できるようにした「Nint」について、開発などに携わってきた蘇迭氏は「破壊的イノベーション」と評する。そして、こうした機能の開発、普及を進めていく理由をこう話す。

1/4ページ

最終更新:6/24(月) 8:21
ネットショップ担当者フォーラム

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事