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一発勝負で「人生決まる」中国の大学入試 「誰でも行ける時代」とは言っても……高校はメンタルケアに注力

6/25(火) 7:00配信

withnews

中国の大学入試は6月にあります。試験の「高考(ガオカオ)」は「現代の科挙」と呼ばれるほど、中国人にとっては一大事。日本と違い、中国では大学や専攻ごとの試験は原則的に行われないため、高考の結果だけが合否の判断材料になります。

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かつては「千軍万馬が丸木橋を渡る」と例えられるほど、競争が熾烈だった高考。しかし近年、各大学が学生の募集人数が大幅に増やす「拡招」が続き、2018年に大学の合格率が80%を突破。日本と同じような「全入時代」を迎えつつあります。それでも将来の就職を考え、学力上位の大学を狙う競争は依然として激しいものです。そうした受験生たちの精神面を案じ、学生のメンタルケアに力を入れる高校も出ています。(withnews編集部・rong zhang)

試験中、絶対安静の会場外

中国は欧米と同じで、新年度の入学シーズンは9月。試験は夏に行われます。かつては7月7、8、9日の三日間でしたが、暑すぎて学生の負担になるということで、1ヶ月前倒し。現在は、6月の7、8の二日間に行われています。

さらに最近の入試改革で、選択科目である歴史、地理、物理、化学などの試験は早めに行われ、6月は共通科目の国語、英語、数学の三科目だけを受験することになります。

誰でも大学へ行ける時代に

私が学生だった10数年前と異なり、今は「ほぼ、誰でも大学へ行ける時代になった」と言われています。

1977年に中国が高考を再開した時、大学合格率が5%以下で、大学生が非常に珍しい存在でしたが、その後大学生が徐々に増えました。

1999年からは教育の産業化が推進され、合格率は1998年の33%から一気に55%に。2018年には、80%を超えました。

受験生の数も375万人だった2000年以降、毎年増え、2009年には1000万人を突破、2010年の1050万人をピークに、最近は900万人台を維持しています。今年の受験者数はまた、1000万人を超え、合格者も800万人を超える見込みです。

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最終更新:6/25(火) 7:00
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