ここから本文です

フェラーリF1、フランスGPで完敗。セバスチャン・ベッテル「メルセデスとの差を詰めるという目標は失敗した」

6/24(月) 12:08配信

motorsport.com 日本版

 前戦カナダGPまで、開幕7連勝をメルセデスに許してしまっていたフェラーリは、その差を埋めるべく、フランスGPにアップデート版のフロントウイングとブレーキダクトを持ち込んだ。しかし新パーツは思うように効果を発揮せず、予選前の段階で、ほとんどの部分を従来の仕様に戻すことを決めた。

【動画】F1第8戦フランスGP決勝ハイライト

 予選でのフェラーリ勢の最速は、シャルル・ルクレールの3番手。しかし、ポールポジションを獲得したルイス・ハミルトン(メルセデス)には0.6秒の差をつけられた。

 決勝ではそのハミルトンが圧勝。メルセデスが開幕からの連勝記録を8まで伸ばし、バルテリ・ボッタスも2位に入って1-2フィニッシュを達成した。フェラーリ勢は、レース終盤にルクレールがボッタスの背後まで迫ったものの3位。ベッテルにいたっては、7番グリッドスタートが影響して5位に入るのが精一杯だった。

 ベッテルはレース後、スタート位置を考えれば、この結果は最善のモノだったと考えている。しかしベッテルは「僕たちにとっての一番大きなニュースは、メルセデスがまだ僕らの前にいるということだ。そして、彼らに追いつく方法を見つけなきゃいけない」とも語った。

「メルセデスとの差をかなり縮めたいと思っていた。でも、それはできなかった」

「その点では、正直にならなければいけない。僕らは失敗した。にも関わらず、僕らはできる限りのことをやったと思う。シャルルの表彰台は、少しばかり満足できると思う」

「でもさっきも言ったように、最大の目的は、ここに来て、メルセデスとの差を埋めることだった。しかし残念ながら僕らは、ここに持ち込んだパーツが期待していたように機能しなかったということを学ばねばならなかっただけだった」

 ベッテルはレース終盤、前を行くレッドブルのマックス・フェルスタッペンに追いつくのは難しいと見るや、“プランF”を発動。残り2周という段階で新品のソフトタイヤに履き替え、ファステストラップ獲得を目指した。

 そしてベッテルは最終ラップに1分32秒740を記録し、ファステストラップのボーナス1ポイントを獲得した。しかしこのラップタイムは、ハミルトンがブリスターの発生したハードタイヤで同じ周に記録したタイムより、わずか0.024秒速いだけだった。

 ベッテル曰く、この事実は、メルセデスの優位性がどれほど大きいかを垣間見せたという。

「本当にギリギリだった。僕らに問題があったのかどうかはわからないけど、バッテリーを使い切ることができなかった。そんなことが起きなければ、もう少し楽に最速ラップを取ることができたはずだ」

 そうベッテルは説明した。

「でも今回のことはまた、メルセデスがどれだけのペースを手にしているか、それを示していると思う。彼らが速く走りたいと思えば、はるかに速く走ることができるんだ」

「このことは、僕らにはたくさんの仕事が残されているということを意味する。それは、予選ペースなどからも分かる。彼らにプレッシャーをかけるために、もっと近づかなきゃいけない。僕らはそれを、確実に成し遂げなければいけないんだ」

Valentin Khorounzhiy

最終更新:6/24(月) 12:08
motorsport.com 日本版

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事