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90歳を超えたひめゆりの語り部たち 体験を語り続けた「平和のとりで」の30年 バトンは戦後世代へ

6/24(月) 9:49配信

琉球新報

 ひめゆり平和祈念資料館(糸満市)が開館30年を迎えた23日、ひめゆりの塔で行われた慰霊祭には元学徒や遺族ら350人が出席した。沖縄戦を生き残った元学徒隊は90歳を超えた。前館長の島袋淑子さん(91)は「資料館は平和のとりで、命のとりで。これからも『戦争は駄目だ』と言い続けてほしい」と、戦後世代の職員に期待を寄せた。


 30年間、元学徒たちはひめゆりの体験を語り、戦争の悲惨さや平和の尊さを発信し続けた。「長かったという感覚はない。今でも昨日、おとついのことのように戦場を駆け回った様子が頭に浮かぶ」

 同じく元学徒隊の本村つるさん(94)の言葉に沖縄戦で負った心の傷の深さが透ける。

 今年の慰霊祭は初めて、司会や開会、閉会のあいさつなど全ての運営を職員に任せた。本村さんは「(職員は)10年あまり一緒に活動し、平和や命を守ることの意味をしっかり分かっている。私たちの思いを伝えてくれるだろう」と信頼を寄せる。

 語り部のバトンを受け取った普天間朝佳館長(59)は「開館以来大事にしていた思いを、しっかりと次の世代に渡したい」と約束した。

琉球新報社

最終更新:6/24(月) 9:49
琉球新報

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