ここから本文です

今のF1は”退屈”なのか? ルイス・ハミルトン、それはドライバーのせいじゃないと主張「変化のために何かできれば誇り」

6/24(月) 18:15配信

motorsport.com 日本版

 メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1フランスGPで優勝。これでシーズン6勝目となり、メルセデスは開幕からの連勝記録を8まで伸ばした。

【動画】F1第8戦フランスGP決勝ハイライト

 ハミルトンは、現在のF1のレースが”退屈”だと認識されている理由を理解していると語る。しかしその一方で、ドライバーたちを批判するのは間違っていると語った。

「僕らがルールを書くわけじゃない」

 そうハミルトンは語った。

「僕らには、お金の流れやそれに類するモノについてできることは何もない。組織のトップにいる人たち、その仕事をすべき人たちにプレッシャーをかけるべきだ」

「彼らもそれに対処しようとしていると思う。でも長年にわたって、彼らは誤った決断をしてきた」

 ハミルトン曰く、たとえライバルに勝つことができない状況になったとしても、成功を収めたと感じることができるという。

 カナダGPでハミルトンは、激戦を繰り広げたライバルであるフェラーリのセバスチャン・ベッテルに5秒のタイム加算ペナルティが科せられたため、勝利を手にすることができた。パフォーマンスではベッテルに負けたとも言えるハミルトン……しかしベッテルとの戦いを楽しんだとハミルトンは語る。

「カナダみたいなレースは、一般的に人々が楽しんでくれるレースだ。でも今回(フランスGP)のようなレースは、楽しめないかもしれない」

「それがドライバーのせいじゃないと気付いてもらうことは、皆さんにとって重要だと思う。これはF1においてはずっとそうだ。僕がデビューする前からね」

「これはバーニー(エクレストン/F1の元CEO)が作り上げ、当時の彼らがした決定の方向性によるものだ。今もまだそれは同じだ。ルールを作り上げる構造は、僕の意見では変わらないだろう」

「それをするのは、僕の仕事じゃない。僕の仕事はここに来て、ドライバーとしてできる限りのことをすることだ」

 とはいえハミルトンは、レースの見栄えを良くするために、人為的な対策をすべきではないとも考えているようだ。

 先日フランスのパリで行われた、2021年のレギュレーションに関するFIAの会合に、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグやGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエイション)代表のアレックス・ヴルツらとともにハミルトンも出席した。

「劇的に変わると確信しているだろうか? 少なくとも、良くなるとは確信している」

 そうハミルトンは語った。

「先週パリに行って、参加した時点ではね」

「僕はそのミーティングに行き、F1やFIA、そして各チームの代表が参加していた。僕がそこにいても、後押しできるようなことは何もない」

「彼らは全ての決断をしてきた。そこにドライバーが影響を及ぼしたことは一度もない。もしその決定的なポイントになったり、変化するのを手助けしてファンにより良いレースをお見せすることができるのであれば、その一部分であることをとても誇りに思うだろう」

Scott Mitchell

最終更新:6/24(月) 18:15
motorsport.com 日本版

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事