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ソフトバンク 8度目の交流戦制覇で4度目の完全V見えた

6/24(月) 16:40配信

東スポWeb

 ソフトバンクが23日の巨人戦(東京ドーム)に5―1で快勝し、12球団最多を更新する8度目の交流戦制覇を決めた。主力の故障禍に見舞われたことで苦戦も予想されたが、シーズン終盤戦の戦力整備を最優先に、ケガ持ちの主力を温存するマネジメントを徹底。それでもセ・リーグ相手に強さを見せつけた。“我慢の交流戦”を制することができたことで、4度目の完全制覇が見えてきた。

 打撃力を買われ、外野手登録ながら「1番・二塁」で先発出場した伏兵・福田が初回に先頭打者弾を放ち、一気に勝機をつかんだ。投げては左肩痛から復帰3戦目となった和田が5回1失点の好投で2年ぶりの白星。試合後、工藤監督は「一試合一試合、一生懸命やった結果が交流戦の優勝につながった。選手が毎日、集中してシーズンに臨んでくれたことがすべてです」と、ナインの奮闘をたたえた。

 2005年開始の交流戦は今年で15年目だが、実に8度目の制覇。サファテ、森、岩崎、石川、東浜、バンデンハーク、今宮、柳田、中村晃ら主力を大量に欠いても優勝だ。もっとも、シーズン序盤に開催される交流戦はソフトバンクのマネジメント上、ベストメンバーが揃わないことが多い。例年、夏前の故障禍について三笠杉彦GMは「ウチは故障者が多いというのはあるが、早めの処置を取ることで(重症化を予防し)後半戦、勝負どころで主力に良いパフォーマンスを発揮してもらうことを念頭に、トレーナーなどと連係してやっている部分がある」と力説する。

 現場のタクトも同様だ。最終的に22日に抹消となったが、左太もも痛を抱えながらプレーしていた今宮には交流戦中、積極的休養を厳命。打線の核・グラシアルは疲労を考慮して、デスパイネの定位置であるDHで起用するなど手を打った。復帰間もない和田は慎重を期して一度抹消期間を設けるなどの“ゆとりローテ”を採用。ベテラン内川も休養優先で温存するなど、選手の故障予防に最善を尽くした。チーム内からは疑問の声が上がることも少なくなかったが、目先の勝利よりも一貫して温存策を取り続けた。

 勝負はあくまで終盤戦。そこでベストメンバーを揃え、最高のパフォーマンスを引き出すことが最重要。交流戦は例年通り欲張らず、あくまでも副産物的なタイトルというのがチームの考えだ。三笠GMは「結果的にだが、主力の不在をカバーした若手が力をつけたことは今後のことを考えればプラスアルファ。そこに主力が戻ってくればという期待はある」と早くも後半戦の戦いに目を向けた。

 常勝軍団・鷹のノルマであり最大目標はリーグV奪回と日本一3連覇。故障禍で不安視された中での交流戦Vは、チームが周囲の想像以上の地力をつけていることの証明といえる。球団4度目となる交流戦、リーグ戦、日本シリーズの完全制覇が見えてきた。

最終更新:6/24(月) 16:40
東スポWeb

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