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「ポジション=姫野」状況に応じ1人2、3役…恩師が語る日本代表NO8

6/25(火) 7:53配信

スポーツ報知

 ラグビーW杯日本大会に向けたカウントダウン企画第6弾は、日本代表の恩師を訪ねる「俺の泣き虫先生」。第1回はNO8姫野和樹(24)=トヨタ自動車=の母校・春日丘高(愛知)の宮地真監督に当時について聞いた。(取材・構成=大和田 佳世)

 姫野自身は「ヤンチャだった話しか出ないんじゃないですかね」と笑う高校時代は、どんな選手だったのか。宮地監督は逆に「ヤンチャなことは一つも記憶にない」ときっぱり。当時からずば抜けた身体能力が印象に残っているという。

 「体格から何から全ての才能が高校生じゃなかった。間違いなく日本代表になると思った。左右、ロングパスも放れて、キックも上手で60メートルくらい飛んだし、ハイパントも上げられたけど、自分でボールを持って行きたがったね(笑い)」

 ベンチプレスで130キロ、スクワットで200キロを挙げるパワーは高校生の中では群を抜いていた。絶対的な選手として活躍していく中で、代表でもロック、フランカー、NO8を務められる器用さが身についていった。

 「“ラグビー偏差値”は高くて、状況に合わせて1人2、3役やっていた。試合中もこういう時はFBの位置に行って、とか色々で、『ポジション=姫野』みたいな感じ。色んなところをカバーするようにやっていたのが、彼の広がりにつながったのかもしれない」

 生徒自身に何が必要か考えさせる監督の方針のもと、全体練習は毎日2時間のみで、他の時間は生徒が自分でメニューを構成する。朝のウェートトレも、夜の居残り練習にも常に姫野はいた。

 「前向きだし、努力が嫌いじゃない。裏表はなくて言ったことはやる。分かりやすい子だった。あまり束縛はされず、何かを考えて行動しなきゃいけない。帝京大でもそう。そういう中で一歩ずつ成長していったんだろうね」

 母校から、今大会1次リーグ第3戦、サモア戦が行われる愛知・豊田スタジアムまでは車で約30分の距離。心身ともに成長し、W杯戦士として、凱旋する日はもうすぐだ。

 ◆姫野 和樹(ひめの・かずき)1994年7月27日、名古屋市生まれ。24歳。ロック、フランカー、NO8。愛知・春日丘高(現中部大春日丘高)1、2年時に花園出場。2016年度に帝京大の大学選手権8連覇に貢献。17年にトヨタ自動車に入団し初年度から主将に抜てきされた。家族は両親と姉、妹。187センチ、108キロ。

最終更新:7/12(金) 4:04
スポーツ報知

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