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復活優勝おめでとう! スランプを乗り越えた藤田光里の「ゴルフ力」

6/24(月) 11:30配信

みんなのゴルフダイジェスト

ステップ・アップ・ツアー「ユピテル・静岡新聞SBSレディースルートインカップ」を制した藤田光里。昨年左ひじを手術し、賞金ランクは154位。深刻な不振を乗り越え、勝利をつかんだ藤田のゴルフ力に、ゴルフトレンドウォッチャー・コヤマカズヒロが迫る。

藤田光里のドライバー連続写真

しなやかで強いスウィングが戻ってきた

ステップ・アップ・ツアー、「ユピテル・静岡新聞SBSレディース」で、長く不振に苦しんでいた藤田光里が復活優勝を果たした。昨年1月に左ひじの手術を行い、満足にゴルフが出来ない状態からのカムバックだった。

北海道女子アマを5連覇し、2013年に18歳でプロテスト合格、その年のQTはトップ合格で新人戦にも優勝した。2015年には「フジサンケイレディスクラシック」でツアー初優勝と、まさに順風満帆のエリート街道を突っ走っていた藤田だが、ケガの影響もあって徐々に成績が下降。2017年にはシードを逃し、昨年は11試合に出場したものの、予選を通過したのはわずかに1回と深刻な低迷にあえいでいた。

輝かしい成績を収めたプロゴルファーが、大スランプに陥る例は少なくないが、近年は女子ゴルフにそういう選手が散見される。それぞれの選手に、様々な理由が複合的に絡み合っているのだろうから、問題は単純ではないが、藤田の場合は、ケガの影響が大きかったろう。全くいいところなく終わった昨年の成績を見て、もう復活は難しいのでは、と感じたファンも少なからずいたはずだ。

しかし、今年はフジサンケイレディスクラシックで5位とひさびさの好成績をマーク。ベストテンは2016年9月以来、最終日までプレーしたのも1年2ヶ月ぶりだった。かつて優勝した大会で、復調を印象づけた。

さて、この大会で見た藤田のスウィングが、大きく変わっていたのに気づいた人も多いのではないだろうか。低迷していたころのスウィングは、右ひじが高く、担ぐようなトップから、煽り気味にインパクトを迎えていて、強いフックボールでスコアを崩すシーンが多く見られた。

一方、直近のスウィングは、トップでの右ひじの位置が低く、切り返しでよどみなくクラブが下りてきていて振り抜きもいい。実はプロ入り間もない頃の藤田のスウィングが、現在のスイングに似ているのだ。コンパクトながらしなやかで、飛んで曲がらない新人選手だった。本人は「戻した」という感覚はないだろうが、ケガと低迷を経て、かつてのスウィングに似てきているというのは、興味深い現象だ。

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最終更新:6/24(月) 14:49
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