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「人々は日本の報道にクエスチョンマークだ」香港在住の日本人YouTuberが切迫した状況を訴える

6/24(月) 9:10配信

AbemaTIMES

 「香港が今のままの香港でいられるかという重要な局面だと思う」。

 逃亡犯条例の撤回を求め大規模なデモが続く香港。21日放送のAbemaTV『AbemaPrime』では、現地在住10年の日本人タレント・YouTuber、SOKOさんに生中継で話を聞いた。

 「デモは非常に平和に行われていて、過激な活動はしていない。参加者がヘルメットをかぶっているのも自衛のためだと思う。前線に行く人が誰でもかぶれるよう、現場で配られている。そこに対して香港の警察は武力行使をした。僕も含め、香港に住んでいる全ての人々が当たり前に持っている表現の自由、集会の自由といった基本的な権利が脅威にさらされていることに対する危機感が、特に若い人にはある。今回の改正案が通ることによって、中国の法によって裁かれてしまうことになるが、果たして中国の法が信頼に足るものなのか。果たして法治社会と言えるのかどうか、ということだ。中国政府が今までどんなことをしてきたのかは、香港の人たちがよく分かっている。だから番組に出る前に、多くの人に知ってほしいと、たくさんのメッセージをもらった。香港の皆さんは、香港だけの力では足りないので、国際社会の世論を盛り上げて、国際的圧力をかけ、当たり前の権利、香港を守りたいと言っている。そのために大勢の若い人たちが体を張って、今も頑張っている。ぜひ多くの方に関心を寄せて頂けたらと思う」。

 また、日本の番組に顔出しで出演することに対しては「気をつけろと言われた」と話す。「でも、僕が政府のことを批判するのも称賛するのも、当たり前に持っている権利だ。そういうことが自由に言えるのがまともな民主主義の社会。それができなくなるとしたら、香港人だけの問題ではなく、全ての人に関わる問題だ。他人事ではない。たとえば雨傘革命の翌年、中国を批判する書籍を専門に置いている書店の関係者が中国当局に拘束されたこともあった。そういった行為、いわば“中国化“が徐々に進んでいく中で、今回の改正案が出てきた。これはヤバイぞ、ここだけは守らないと香港が香港ではなくなってしまうということ」。

 今後の見通しについてSOKOさんは「デモ隊が要求したことに対して、行政長官のキャリー・ラム(林鄭月娥)さんは記者会見で明確な回答を避けた。日本でも“事実上、廃案を示した“とニュースで流れているが、ラムさんの口からは一言も廃案という言葉は出たことがない。だから香港の人は日本の報道にクエスチョンマークだ。21日も、親中派の議員が“今後、時間をかけて民主派と対話をして改正案の審議を進めていく“というような発言をして、また怒りが増している。いつこの改正案が再開されるのかが分からない状態だ。だから“なんだ、大丈夫じゃない“と思われる方が多いと思うが全然状況は違うし、非常に怖い。今、警察本部を包囲していることを過激な行動と受け取る人もいるかもしれないが、そうさせたのは香港政府だ。今まで政府は、こちらから対話をしようと言っていたのに向き合わなかった。ちゃんと向き合ってくれなかった。だったらこちらから行くということだ」と訴えた。

最終更新:6/24(月) 10:28
AbemaTIMES

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