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“ストップ・ザ 岡山” イズミ、イオン商圏対抗へ「ゆめタウン福山」開業

6/24(月) 13:16配信

食品新聞

イズミは今月29日、ゆめタウン福山(広島県福山市)を開業する。同じ商業施設内で「天満屋ハピータウン ポートプラザ店」を運営する天満屋ストアとともに“ストップ・ザ・倉敷・岡山”をテーマに掲げ、福山市から隣県の倉敷市や岡山市への買物客の流出をくい止める。イズミの山西泰明社長は竣工会見で「天満屋ストアと一緒になってSCの魅力を高め、福山から流出せざるを得ないという状況を解消したい」と強調した。

ここで挙げられている2つの市にはそれぞれイオンモール倉敷(商業施設面積8万3千平米)、同岡山(同9万2千平米)があり、いずれも中四国のイオンモールで最大規模の面積を持つ。

一方、今回ゆめタウン福山が開業するSCは1999年に天満屋ストアとイトーヨーカドー福山店の2核が並ぶ「ポートプラザ日化」としてオープン。昨年4月にイズミがセブン&アイHDと業務提携した際、イズミがイトーヨーカドー福山店を継承することが提携事項に含まれており、同店は今年2月に閉店。その後、改修工事を経て今月のオープンに至った。天満屋ストアは14年にイトーヨーカ堂と資本業務提携している。

福山店の閉店で中国地方からイトーヨーカドーの店舗は消えたが、セブン&アイグループと提携する2社が一体となり、イオンと都市間で商圏を奪い合う構図となる。

山西社長は「SC全体で今お客さまに必要とされていること、欠落していることは何かと考え、店づくりした」と説明。その一例がフードコートの強化だ。席数を改修前の1.5倍に当たる450席に増やし、テラス席などを用意した。

また、無料の遊び場やレストスペースを広げ、アミューズメントの面積を2.5倍に拡張。主力顧客となるファミリー層を意識している。イズミが大型店で実践する“3世代”をターゲットにした売場作りを福山でも展開することで、イトーヨーカドー時代よりも集客力を高め、買物客流出の抑制につなげることができるか注目される。

イズミは来年2月にニチリウグループから退会することを明らかにしており、同時にセブンプレミアムの導入へ向け協議を進めている。天満屋ストアは前期、全店へセブンプレミアムを導入した。PB商品においても、大手2強のカラーが中国地方で強まっている。

【ゆめタウン福山概要】敷地面積7万5千800平米、延床面積5万9千600平米、店舗面積2万200平米、駐車台数2千700台、従業員数約460人(うちイズミ260人、専門店200人)、専門店約50店舗。※敷地面積と駐車台数は商業施設全体。

最終更新:6/24(月) 16:33
食品新聞

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