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【米ビルボード・アルバム・チャート】マドンナ9作目の全米首位、B・スプリングスティーンが2位に続く

6/24(月) 18:25配信

Billboard Japan

 マドンナの新作『マダムX』が初登場1位を獲得した、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

 本作『マダムX』は、前作『レベル・ハート』(2015年)から約4年振り、通算14枚目のスタジオ・アルバムで、同チャートでの首位獲得は、12thアルバム『MDNA』(2012年)以来7年ぶり、9作目の快挙。

 女性アーティストとしては、バーブラ・ストライサンドのもつ11作に次ぐ歴代2番目の記録で、アーティスト総合ではトップのビートルズ(19作)、ジェイ・Z(14作)、バーブラとタイ記録のブルース・スプリングスティーン(11作)、エルヴィス・プレスリー(10作)に続く歴代5番目。同9作のNo.1アルバムをもつアーティストは、マドンナの他にエミネム、ガース・ブルックス、ローリング・ストーンズがいる。

 首位を獲得したその他の作品は、以下の通り。

2ndアルバム『ライク・ア・ヴァージン』(1985年)
3rdアルバム『トゥルー・ブルー』(1986年)
4thアルバム『ライク・ア・プレイヤー』(1989年)
8thアルバム『ミュージック』(2000年)
9thアルバム『アメリカン・ライフ』(2003年)
10thアルバム『コンフェッションズ・オン・ア・ダンスフロア』(2005年)
11thアルバム『ハード・キャンディー』(2008年)
12thアルバム『MDNA』(2012年)

 TOP10入りは、1983年発表のデビュー作『マドンナ』から14作連続の記録更新で、サウンドトラック、コンピレーション・アルバムを含めると、22作目のランクイン。この記録は、ローリング・ストーンズ(37作)、バーブラ・ストライサンド(34作)、ビートルズ(32作)、フランク・シナトラ(32作)、エルヴィス・プレスリー(27作)に次ぐ歴代5番目で、同22作を保守しているアーティストには、ボブ・ディランもランクインしている。

 80年代には5枚、90年代に7枚、2000年代に6枚、そして2010年代には本作『マダムX』を含め計4枚をTOP10入りさせたマドンナ。10年区切り・4つの年代全てでアルバムをTOP10入りさせたアーティストとしても、高く評価された。なお、初のTOP10入りは、前述の『マドンナ』が最高8位をマークした1984年10月20日付チャート。

 『マダムX』 の週間ユニットは 95,000で、そのうちアルバムの実売が90,000枚、ストリーミングによるユニット数はわずか5,000と、そのほとんどがセールス・ポイントによるもの。売上が好調だった理由として、ここ最近主流となりつつあるコンサート・チケットとの連動が挙げられる。2019年にリリースされた女性アーティストのアルバムとしては、4番目に高い初動売上枚数。

 一方、セールスに対してストリーミングによるユニット数が圧倒的に少ない。原因としては、若層による支持が弱いことと、アルバムからの先行シングルの不発がある。1stシングル「メデジン」は、ダンス・クラブ・ソング・チャートでNo.1をマークしたものの、ソング・チャート“Hot 100”ではランクインすらしなかった。スウェイ・リーとのデュエット曲「クレイヴ」も、現時点で100位内に初登場していない。

 マドンナとの対決が注目されていたブルース・スプリングスティーンの新作『ウエスタン・スターズ』は2位に初登場し、軍配は女王に上がった。

 本作『ウエスタン・スターズ』は、2014年リリースの前作『ハイ・ホープス』から約5年ぶり、通算19作目となるスタジオ・アルバムで、TOP10入りはライブ盤やコンピレーション含め20作目となる。前述にもあるように、同チャートでは11枚のアルバムが首位を獲得しているが、今作では記録更新とならなかった。なお、UKチャート(イギリス)では『マダムX』を抑えて初登場1位を獲得している。

 週間ユニットは66,000で、そのうち売上枚数が62,000枚と、マドンナ同様ユニット数の大半がセールス・ポイントによるものだった。本作からは、先行シングル「ハロー・サンシャイン」がオルタナティブ・ソング・エアプレイ・チャートで23位まで上昇しているが、Hot 100にはランクインしていない。昨今のソング・チャートでは、ストリーミングの弱いアーティストは上位にランクインできない傾向がみられる。

 ブルース・スプリングスティーンとマドンナは、1985年の1月26日~2月2日付チャートでもワンツーフィニッシュを飾り、およそ34年ぶりに同時ランクインを果たした。 1月26日~2月2日付チャートでは、 ブルース・スプリングスティーンの『ボーン・イン・ザ・U.S.A』が1位、マドンナの『ライク・ア・ヴァージン』が2位だったが、 2月9日付チャートで入れ替わり、マドンナが自身初のNo.1獲得を果たした。『ボーン・イン・ザ・U.S.A』は通算7週の1位をマークし、同年の年間アルバム・チャート1位に、『ライク・ア・ヴァージン』は3週のトップを維持し、年間2位にランクインした。


Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは、6月28日以降掲載予定となります。

◎【Billboard 200】トップ10
1位『マダムX』マドンナ
2位『ウエスタン・スターズ』ブルース・スプリングスティーン
3位『ホエン・ウィー・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥー・ウィー・ゴー?』ビリー・アイリッシュ
4位『ハピネス・ビギンズ』ジョナス・ブラザーズ
5位『ドゥーム・デイズ』バスティル
6位『フリー・スピリット』カリード
7位『ダイ・ア・レジェンド』ポロ・G
8位『ベイビー・オン・ベイビー』ダ・ベイビー
9位『コズ・アイ・ラヴ・ユー』リゾ
10位『thank u, next』アリアナ・グランデ

最終更新:6/24(月) 18:25
Billboard Japan

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