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フランスGPで初の最下位フィニッシュだったラッセル「クビサの動きは危険だったけど、楽しいバトルだった」

6/25(火) 14:50配信

motorsport.com 日本版

 ウイリアムズのジョージ・ラッセルは、F1フランスGPの序盤、高速右コーナー”シーニュ”でチームメイトのロバート・クビサにオーバーテイクを仕掛け、コーナー出口でワイドに膨らんでしまった。その際ラッセルは、フロントウイングの左側をポリスチレンボードにぶつけてしまった。

【動画】F1第8戦フランスGP決勝ハイライト

 国際映像には映されなかったが、その後ラッセルはクビサをオーバーテイク。しかしポリスチレンボードとの接触によるダメージにより、2度目のピットストップを強いられることとなり、結局最下位に下がり、そのままフィニッシュした。

 ラッセルのオーバーテイクは、フランスGPの中でも最高の瞬間のひとつだったと言えよう。ラッセルはミストラルストレートのシケイン(ターン8)でクビサを攻めたが、クビサはイン側をキープしてブロック。しかしラッセルはシケインをうまく通過し、シーニュへアウト側から進入……今度はクビサの近くを走り、コーナー出口でポジションをキープ、わずかなマシンのふらつきも抑えた。

 オーバーテイクを完了したラッセルは、チームに短い無線を送り、ひとつため息をついた。

 ラッセルはその後、クビサの前を走り続けたが、フロントウイングを交換するために2度目のピットインを実施。ポジションを失うことになった。しかしラッセルはレース後、クビサを抜いたシーンについて、「危険な動きだったけど、僕のレースのハイライトだよ」と語った。

「とても楽しかった」

 そうラッセルは言う。

「スタート時にチームに対して、僕は彼よりも速いと感じていると語った。でも、何かが変わることを期待していたわけじゃない。公平かつ適切に、コース上で勝負をつけたかったんだ」

「僕は最初のアタックでワイドに膨らんでしまい、フロントウイングにダメージを負った。そして2度目のチャンスでそれをうまくやり切った」

 クビサは、チームメイトとの戦いについて”危険なモノではなかった”と語った。


「僕らはサイド・バイ・サイドの状態になってターン10に到達した。でもアンダーステアになってしまったんだ。でも2度目の時には、ジョージのためのスペースを外側に残した」

「18位や19位、あるいは19位や20位をチームメイトと争うため、あまり多くのリスクを負いたくはない」

 ラッセルは今回も予選でクビサを上回った。しかし、パワーユニットのエレメントを交換したことによりグリッド降格ペナルティを受け、決勝レースを最後尾からスタートすることとなった。

 結局ラッセルは、今季初めて最後尾でフィニッシュすることとなった。しかし彼曰く、がっかりしたり、満足できなかったわけではないと語る。

「僕の側から言えば、(ウイングがダメージを負ったことで)違いは感じなかった。でも、チームはいくつかの問題を見つけていた」

 そうラッセルは語った。

「ポリスチレンボードに当たった時、小さなクラックか何かが入ってしまったんだと思う」

「もしポイント圏内を争っていたのなら、ステイアウトするというリスクを冒すギャンブルをしていただろう。でも、その必要はなかったんだ」

Scott Mitchell

最終更新:6/25(火) 14:50
motorsport.com 日本版

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