ここから本文です

オードリー春日の浮気発覚 人間の性根は簡単に変わらない

6/25(火) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

【2019年上半期ネット炎上事件簿 】

「塀の中の懲りない面々」は、バブル期の1986年に出版され、ベストセラーとなった小説だ。

 作者の安部譲二とは、たまたま行きつけの理髪店が同じだった縁で、一度だけだが親しく話をさせてもらったことがある。

 その時、安部はすでに体調を崩していたが、渡世稼業から国際線のパーサーまで、縦横無尽に人生を駆け巡った経験から出てくる言葉は重く、また楽しく、文字どおり、あっという間に時間が過ぎていったことを覚えている。驚かされたのは、安部が筆者のことを何者か知っていて、ネットがもたらす未来像について興味津々に幾度も尋ねてきたことだ。すでに齢70代に入っていたはずだが、尽きぬ世の中への興味関心を見せつけられ、物書きはこうでなくてはいけないと思わされた。

 ひとしきり話も盛り上がり、つまらない質問だと思われたらどうしようかと、聞こうか迷っていたことを、つい勢いで口にしてみた。

「それにしても、塀の中の面々は、どうして懲りないのでしょうか? 痛い目、しんどい目に遭えば、懲りることもありそうですが」

 間髪入れずに返ってきた返答は、こうだ。

「そりゃあね、人間の性根なんてものは、そう簡単には変わりゃしない、ってことだよ」

 そう言って呵々大笑し、新たなエピソードを披露してもらい、楽しませていただいたことは今は置く。

 人間の性根なんてものは、そう簡単には変わるものではない。その実例は、安部が常ならぬ興味を示したネットの世界の中にこそある。とりわけ、SNSは人間の本性の映し鏡にほかならない。

 たとえば、人のふり見て我がふり直せ。ネガティブなニュースや話題を他山の石として、自らの悪い性根を改められればいいのだが、どっこい、なかなかそうはいかないから難しい。とりわけ、男女間のトラブルは、悪評がその後も付いて回って離れてくれないから要注意だ。

 その点で、お笑いタレント、オードリーの春日俊彰が写真週刊誌に撮られた浮気現場は、タイミングが最悪だった。バラエティー番組で10年間も交際していた女性に公開プロポーズした、そのわずか10日前のことだったのだ。これが報じられるや、ネットでは非難囂々となり、オードリーが担当するラジオ番組にまで批判の声が押し寄せる大炎上となってしまった。(つづく)

(井上トシユキ・ITジャーナリスト)

最終更新:6/25(火) 9:26
日刊ゲンダイDIGITAL

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事