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Netflixとフランスの映像学校が提携、日本でアニメ制作者育成

6/25(火) 23:02配信

シネマトゥデイ

 フランスで開催された第43回アヌシー国際アニメーション映画祭で、フランスの学生が製作した日本特集にちなんだ短編アニメが話題となった。『ラーメン(原題) / Ramen』と題した作品には、高畑勲監督と宮崎駿監督らしき人物も登場するなど、5作品いずれも日本愛に溢れている。

 作品は、アイドルをテーマにした『トーキョー・アイドルズ(原題) / Tokyo Idols』、もはや日本人の国民食ラーメンがモチーフの『ラーメン(原題)』、東京の街中で怪獣が多数出現して戦っているが慣れっこの国民は無関心というユーモア溢れる『トーキョー・アポカリプス(原題) / Tokyo apocalypse』、70年代カルチャーを盛り込んだ『ア・テイスト・オブ・トーキョー(英題) / A Taste of Tokyo』、そして黒澤明監督『乱』らしきロケ現場を描いた『戦場(原題) / Senjo』の5本。

 1本の時間はわずか50秒で、表記されている日本語がちょっと惜しい作品もあるが、いずれも日本文化を的確に表現した逸品たち。公式作品上映の前に日替わりで流されると映画祭参加者の日々のお楽しみとなり、カラオケのように歌詞が表示される『ア・テイスト・オブ・トーキョー(英題)』の上映時には、一緒になって歌い出す人が続出したほど盛り上がった。

 この短編上映は昨年から始まったもので、制作したのはフランス有数の映像専門学校ゴブラン レコール・ド・リマージュ(以下、ゴブラン)の学生たちで、音楽をフランスの著名作曲家の名前を冠にしたパリ市立ポール・デュカス音楽院の生徒たちが手がけている。アーティストの卵たちの育成と発掘を兼ねたプロジェクトだ。

 本映画祭では新作アニメの発表の場というだけでなく、若手にチャンスを与えるプログラムやコンテストが多数実施。また今年は会期中、Netflixがゴブランと提携し、2つの若手クリエーターを支援する助成プログラムを発表された。その1つが毎年1名のゴブラン卒業生をNetflix東京オフィスのオリジナルアニメ制作チームに研究生として招く「Netflix Animation Fellowship」で、栄えある第1回の研究生にフランス出身のクレア・マッツさんが選ばれた。

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最終更新:6/25(火) 23:02
シネマトゥデイ

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