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男性ホルモンは睡眠、運動、ストレス改善などで増やせる

6/25(火) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

【更年期を知って夫婦円満】(15)

 近年話題になっているのが、男性の更年期であるLOH症候群(加齢性腺機能低下症)です。女性と男性の更年期では何が違うのでしょうか?

 女性ホルモンのひとつであるエストロゲンは、卵巣機能の低下で徐々に減少。平均50・5歳の閉経で卵巣機能が停止し、最終的にはごく微量のエストロゲンしか分泌しなくなります。高齢になると、同年代の男性が持つエストロゲンの方が、女性より高い状態に逆転してしまうほどです。

 一方、男性ホルモンであるテストステロンは主に精巣から分泌されます。個人差がありますが、40代から減少が始まり、女性と比較するとより緩やかに低下するのが特徴です。

 症状は女性更年期と似ていて、ホットフラッシュ、イライラ、気力の低下、睡眠障害、うつ症状、性機能、筋力、脂質代謝の低下などが挙げられます。

 エストロゲン(女性ホルモン)は更年期以降に増えないのに対し、テストステロン(男性ホルモン)は、十分な睡眠、適度な運動、生活習慣、ストレスの改善で増やすことが可能です。これが、女性更年期と男性更年期の大きな違いです。

 もちろん、男性更年期も薬でテストステロンの補充ができますが、前述のように生活習慣改善でも増加するため、健康のためにはそちらもぜひ心掛けてください。ただし、気力の低下やうつ症状が強く出ている場合は、これらの改善を実行するのは難しい場合があります。無理をせず専門医に相談してみてください。

 なお、女性にしろ男性にしろ、更年期障害の“障害”は、日常の生活に支障をきたすほどの症状がでた場合のこと。生活に支障がない場合は更年期障害とは言いません。単なる「更年期の症状」です。

 40代以降は仕事が忙しく、睡眠不足やストレスがあっても無理して頑張り続ける方が多いと思います。すると、やがては“軽い不調”から、“更年期障害”まで発展し、仕事へ大きくダメージを与えかねません。更年期の症状を軽視してはいけないのです。

(小林ひろみ/メノポーズカウンセラー)

最終更新:6/25(火) 9:26
日刊ゲンダイDIGITAL

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