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朝乃山は三役おあずけ…優勝したのに番付はなぜ“前頭筆頭”

6/25(火) 12:00配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 それでも平幕から抜け出せなかった。

 24日、大相撲名古屋場所(7月7日初日)の番付が発表された。新小結に阿炎(25)と竜電(28)。先場所初優勝し、トランプ杯を手にした朝乃山(25)はといえば、前頭筆頭止まりだった。

 優勝力士なのになぜ?という声もあるだろうが、これは前の場所の番付が関係している。

 平幕の番付は「白星マイナス黒星」の数字がベースになり、番付が上下する。これに他の力士との兼ね合いを考慮した上で、最終的な番付が決まる。5月場所で前頭8枚目だった朝乃山は12勝3敗。12マイナス3は9なので、前頭8枚目から一気に小結に昇進してもおかしくない成績だ。碧山は6勝9敗で平幕に陥落し、御嶽海は9勝6敗で関脇に復帰と、小結は2つ空いていた。

 ここに朝乃山が入る余地はあったとはいえ、優勝力士といっても番付は上位に優先順位がある。阿炎と竜電は先場所でいずれも10勝5敗。それぞれ前頭4枚目、5枚目で朝乃山より上だったため、こちらが優先的に小結になったというわけだ。

 逸ノ城が陥落し、栃ノ心が大関復帰で空位となった関脇はといえば、ひとつは前述の御嶽海。もうひとつは前頭3枚目で10勝5敗だった玉鷲が入った。

 仮に平幕上位が総崩れだったら、朝乃山が関脇ないし小結に昇進した可能性はあった。他の平幕も活躍したことが、朝乃山の出世に歯止めをかけたと言えよう。

「三役に届かなかった。残念」

 とは朝乃山。ちなみにNBAウィザーズ1位指名の八村塁とは同郷の富山県出身。すっかり話題をさらわれただけに、奮起に期待がかかる。

最終更新:6/25(火) 12:00
日刊ゲンダイDIGITAL

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