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スシローが次世代型店舗オープン 効率化目指す“すごい”テクノロジーの全容に迫る

6/25(火) 13:00配信

ITmedia ビジネスオンライン

 回転寿司大手「スシロー」を運営するあきんどスシローは、客の満足度向上と店舗オペレーションの省力化を両立させた「次世代型スシロー店舗」を、6月26日にオープンする。スシロー伊丹荒牧店(兵庫県伊丹市)をリニューアルした店舗だ。

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 新たなテクノロジーを導入することで、客とスタッフの両者が使いやすい店舗を目指している。また、スタッフの負担を軽減することで、人材不足に対応するとともに、接客や調理に集中できるようにしているという。

客が入店してから退店するまでのストレスを軽減

 新型店舗にはどのような工夫がされているのかを紹介しよう。

(1): 自動受付・案内システム

 新型店舗では「自動受付・案内システム」を刷新している。客は来店してから専用機械にチェックインした後、セルフで席に案内される。テーブルに着くまでに待ち時間が発生する場合、自分の順番が来ると新たに設けられた自動案内機のモニターなどで席まで案内される。

(2): 画像認識による自動皿会計システム

 レーン上には、カメラが設置されている。このカメラを用いた画像認識技術によって、皿をカウントする自動皿会計システムが導入されている。自動でカウントすることで、会計の待ち時間を短くしたり、皿の数え間違いのトラブルを減らしたりする効果を狙う。

(3): セルフレジでの自動精算

 食事が終わったら、受付時に渡されたQRコードをレジにかざし、客自らが会計する。支払い方法も選べる。レジの待ち時間が短縮される。

(4): 自動土産ロッカー

 寿司を持ち帰りする場合、客はスマホに連動した自動土産ロッカーを利用する。注文時に発行されるQRコードをロッカーにかざすと、扉が開き、持ち帰ることができる。客は時間になったら店に取りに行くだけだ。

スタッフの負担を軽減する仕組みは?

 次にスタッフの負担を軽減する仕組みを紹介しよう。

(5): キッチン内オートウェイター

 これまで、キッチン内ではスタッフが注文された商品をつくった後、遠くのレーンまで移動するケースがあった。無駄な移動時間が発生していたため、スシローでは「横移動の問題」と呼んでいる。新たに導入されるキッチン内オートウェイターでは、スタッフは目の前のレーンに流すだけで済む。キッチン内を移動する際に寿司が崩れるリスクも減る。さらに、商品の提供時間が短縮される。

 ドリンクもキッチンからレーンで客のテーブルまで届けることで、ホーススタッフの負担軽減も狙っている。

(6): 作業効率を最適化した効率的なレイアウト

 新型店舗では、キッチン内のレイアウトも見直した。移動時間が短くなるなど、作業効率が従来より高まっているという。また、自動軍艦ロボ、オートフライヤー、自動皿洗浄マシン、自動皿仕分け機などの設備も積極的に活用していく。

導入は店舗によって使い分ける

 こういった次世代型店舗に導入されているさまざま機械や店舗レイアウトは、他の店舗にどのように横展開されていくのだろうか。スシローは、人材不足が深刻な店舗には「フルスペック」で導入する。また、やや人材不足という状態では、部分的に導入するという。

 次世代型店舗の取り組みが成功すれば、スシローは人件費の浮いた分をサービスやネタの充実に振り分けられる。大手回転寿司チェーンで同様の動きはますます広がっていきそうだ。

ITmedia ビジネスオンライン

最終更新:6/25(火) 13:00
ITmedia ビジネスオンライン

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