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EU、関税導入なら「ナポレオン時代に逆戻り」 英前外相が警告

6/25(火) 10:28配信

ロイター

[ロンドン 24日 ロイター] - メイ英首相の後任を選ぶ与党・保守党の党首選で支持を広げるボリス・ジョンソン氏は、欧州連合(EU)と離脱条件などで合意してもしなくても、10月31日に離脱を実現する考えを再表明すると同時に、EUが英国に関税措置を導入すれば、19世紀初めにフランスの皇帝ナポレオンがとった対英経済封鎖策である「大陸封鎖」に逆戻りするとの考えを示した。

ジョンソン氏は24日夜、BBCテレビのインタビューで、合意なき離脱は望んでいないものの、英国が望む結果を得るために選択肢として残すことが必要だとし、「EUから10月31日に離脱することが私の公約だ」と強調。EUはメイ首相が交渉した離脱協提案の一部を踏まえた新たな協定で合意すると確信しているとし、アイルランド国境のハードボーダー(物理的な国境)設置の回避に向けた「技術的な調整」はあったと述べた。

また、離脱に伴いEUと合意した390億ポンド(500億ドル)の清算金支払いに再度疑問を投げかけた。「それがいつどのように支払われるかを巡り、創造的曖昧さ(creative ambiguity)があるべきだ」とコメントした。

アイルランドとの国境問題に関しては、離脱協定案に盛り込まれた厳格な国境管理を回避するための「バックストップ(安全策)」の修正や破棄が問題解決策かもしれないとの考えを表明。国境でのチェックを不要にするため導入できる技術が多くあると説明した。ただ、専門家は、技術による国境問題の解決は、少なくとも当面は難しいとの考えを示している。

このほかジョンソン氏は25日、LBCラジオに対し、英国が条件などで合意しないまま離脱してもEUとの非関税貿易は維持されるとの持論を改めて展開。「EUが英国から輸入する物品に関税をかければ、皇帝ナポレオンの大陸封鎖に逆戻りすることになる」と述べた。

メイ首相の後任は、ジョンソン氏とハント外相との間で約16万人の保守党員による投票を経て7月23日に発表される。

*内容を追加しました。

最終更新:6/26(水) 2:00
ロイター

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