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【香取慎吾×西田尚美インタビュー】大変なことは避けられない。だったら面白がったほうがいい!

6/25(火) 11:01配信

リクナビNEXTジャーナル

10代からアイドルとしてステージに立つ一方、ドラマ『新撰組』『西遊記』、映画『ザ・マジックアワー』『人類資金』など俳優として、さらには個展も開催するアーティストとして活躍する香取慎吾さん。新たな挑戦は、「愚か者たちの衝撃のヒューマンサスペンス」と銘打たれた映画『凪待ち』だ。主人公となる絶望的なダメ男を演じた。そんな彼の、良い仕事をするヒントとは?共演で恋人役を演じた西田尚美さんとのスペシャルインタビュー。

役に入る前に、考えたりしないんです

俺はどうしようもないろくでないしです――。俺がいると悪いことが舞い込んでくる――。そんな人間観を自ら語る、香取慎吾演じる主人公は、毎日をふらふらと無為に過ごしていたが、恋人とその娘とともに彼女の故郷・石巻で再出発しようとする。しかし、小さな綻びが積み重なり、やがて取り返しのつかない事態が起こる。次々と襲いかかる絶望的な状況から、主人公は次第に自暴自棄になっていく。監督は『孤狼の血』『凶悪』の白石和彌。
(写真向かって左から)
香取慎吾 1977年1月31日生まれ、神奈川県出身。アイドル・アーティスト・俳優。
西田 尚美 1970年2月16日生まれ。広島県出身。女優。
――衝撃の役柄です。最初に脚本を読まれたときは、どんな印象を持たれましたか?
香取:脚本だけでは見えない部分がいっぱいあった映画だったので、最初はちょっと不安がありました。静かな話ですし、台本を読むだけで、これは面白い作品になるぞ、と盛り上がるような映画ではないですし。派手なシーンやアクションの部分も、実際できあがったものにはあるけど、台本では一行、「主人公が殴られた」、とかしかない(笑)。そこから想像するのがなかなか難しかったです。でも、始まったら一気にすごく広い世界になっていきました。
監督からは最初に、人間ドラマやヒューマンという領域はあまりやってこなかったから、そういう映画を作りたいんです、と言ってもらっていました。ところが、撮影が始まったら毎日、羽交い締めにされたり、ボコボコにされたりする日々で(笑)。監督ちょっと最初に言ってたのとちがくないですか、なんて言いながら撮影してましたね(笑)。
役に入る前にいろいろ考えたりとかは、僕はまったくしないんです。いつも現場で、監督に言われた通りにやっているだけです。こういうろくでなしみたいな人はまわりにはいないからどうやって役作りをしたのか、と聞かれますけど、そんなに特別なことではなく、孫悟空を演じた時と同じです。孫悟空の気持ちなんてわからないじゃないですか(笑)。それと同じなんです。
西田:舞台が石巻だったので、これは行ってみないとわからない映画だな、と最初に感じました。石巻には私は行ったことがなかったので。きっと、街というか、空気感とか、地域に助けられる映画になるんだろうな、と。
あとは、本当にダメな人の映画でしたから、これを香取さんがどんなふうに演じるんだろうと思って、それは楽しみでしたね。でも、現場に行ったら、香取慎吾さんではなくて、すでにダメ男の主人公がそこにいたので、すごい、と思いました。もうアイドルじゃなくなってた(笑)。
テレビではまず見られないような衣装を着て、無精ひげを生やして、髪の毛もボサッとなって。でも、そのやさぐれている感じが、ものすごい素敵で。たぶん何もしていなくて、普通の香取さん、寝不足だったんだと思いますけど(笑)、目の下のクマの感じとかも、ものすごくリアルで自然な感じで、本当にこの街に住んでいる人のように存在していました。改めて、映画って、すごいなぁと思いましたね。

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最終更新:6/25(火) 11:01
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