ここから本文です

名前のワケは? フェイスブックの仮想通貨「リブラ」、6つの疑問

6/25(火) 20:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

6月18日火曜日(現地時間)、フェイスブックは2020年に独自の仮想通貨をスタートさせると発表した。「リブラ(Libra)」だ。

【全写真を見る】名前のワケは? フェイスブックの仮想通貨「リブラ」、6つの疑問

フェイスブックは複数の国際的企業と連携し、仮想通貨リブラを監督する独立した非営利組織「リブラ・アソシエーション(Libra Association)」を立ち上げた。また子会社として「カリブラ(Calibra)」を設立、ユーザーにリブラのやりとりに使えるデジタルウォレットを提供する。

だが当局はすでにリブラに対して警鐘を鳴らしている。

フランスのルメール経済・財務相は、リブラが「独自の通貨」となる可能性を否定した。さらに18日遅く、民主党下院議員で下院金融サービス委員会のマクシーン・ウォーターズ委員長は規制当局がリブラを調査できるまで、計画を中断するようフェイスブックに求めた。

リブラがスタートするまでまだ1年あるが、リブラについて多くの疑問が浮かび上がっている。例えば、フェイスブックはリブラでの取り引きに関して、どのようにして各国の規制をクリアするのか? また同社とパートナー企業は何らかの消費者保護策を提供するのかどうかも分からない。

リブラに関するファイナンス上の大きな疑問とは別に、6つの疑問をまとめた。

マーク・ザッカーバーグとフェイスブックはどのように関わるのか?

リブラ・アソシエーションはリブラ・ブロックチェーンを監督し、リブラの価値の安定性を確保するためにリブラのリザーブ(引当金)を管理する。

フィナンシャル・タイムズによると、同協会はそれぞれ1000万ドルを出資した企業が創立メンバーとなっており、ペイパル、ボーダーフォン、リフト、ウーバー、マスターカード、ビザ、スポティファイなどが参加している。アマゾン、グーグル、アップル、そして銀行は一行も参加していない。

リブラ・アソシエーションは独立した非営利組織であり、ザッカーバーグとフェイスブックが他のメンバー企業よりも大きな力を持つわけではない。カリブラの「カスタマーコミットメント(Customer Commitment)」には次のように記されている。

「フェイスブックのチームは他の創立メンバーと協力して、リブラ・アソシエーションとリブラ・ブロックチェーンの開発において重要な役割を果たした。最終的な意思決定の権限は協会にあるが、フェイスブックは2019年中はリーダー的役割を維持することが期待されている。

リブラがスタートすれば、フェイスブックおよびその関連会社は他の創立メンバーと同じコミットメント、特典、財務的な義務を負うことになる。多くのメンバーの中の一員として、協会の運営におけるフェイスブックの役割は他のメンバーと同じものになる」

フェイスブックは他のメンバーと同じようにリブラに関与している。リブラのマーケティングから、フェイスブックを除外している可能性もある ― リブラのWebサイトはフェイスブックに触れておらず、フェイスブックやその子会社とは別のブランディングを行っている。

そして同社はリブラの開発に使用したプログラミング言語をオープンソース化し、オープンソース・コミュニティーに多大な貢献を行っている。

1/3ページ

最終更新:6/25(火) 20:10
BUSINESS INSIDER JAPAN

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事