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田原総一朗氏「安倍総理も自民党も、本気で憲法改正しようという気がない」

6/25(火) 9:01配信

AbemaTIMES

憲法改正の問題について、20日放送のAbemaTV『NewsBAR橋下』に出演した橋下徹氏とゲストの田原総一朗氏が語り合った。田原氏は安倍総理に憲法改正の意欲がないと指摘、橋下氏は衆参ダブル選挙で本気を示すべきだとの見方を示した。

田原:安倍さんは憲法改正と言っているけれど、彼にはできないと思う。

橋下:今回の参院選で勝って3分の2を取ったら、憲法調査会を動かしたらいいと思う。

田原:実は安倍さんは、本音では憲法改正する気がない。

橋下:そうなんですか?

田原:もっと言えば、2014年、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定をした後の衆院選で自民党と公明党は3分の2を取った。僕が「いよいよ安倍さん、憲法改正だね」と言った。そしたら安倍さんは「田原さん、大きな声じゃ言えないんだけど、憲法改正する必要は全くない」と言った。

橋下:ホントですか、それ(笑)。

田原:集団的自衛権の行使容認が決まるまでは、アメリカが「このままじゃ日米同盟は維持できない、とんでもない」とやいのやいのうるさかった。それが満足して何も言ってこなくなったから。

橋下:9条の改正は必要なくなったと思っているかもしれないが、その前段階のところで、憲法改正そのものにはチャレンジしたいという思いはあると思う。

田原:ない。憲法9条には1項にも2項にも手を付けず、自衛隊を明記するということに対しても、「そんなのインチキだ」と言った。そうしたら「しかし1項2項に手を付けたら公明党が賛成しない。これしかないんだ」と。

橋下:現実的に、いきなり1項2項が無理なのはわかるので、それは将来世代に送りながらも憲法改正に取り組む、その姿を国民に一回見せるということでは…。

田原:安倍さんが言っているのはインチキだから。なんでそれに維新が賛成するのか。

橋下:僕がまとめたものが今も日本維新の会の改正案として使われているが、まずは憲法裁判所を整備しましょうと。集団的自衛権の議論のときに違憲か合憲かで大騒ぎになって、元内閣法制局長官が違憲だと言ったと朝日新聞や毎日新聞が言っていたけれど、彼らはいち学者や現役ではない法制局長官であって、違憲か合憲かを決める人ではない。だから憲法裁判所を作りましょうと。そして道州制。特に僕が打ち出したかったのは教育の無償化。

田原:でも、安倍さんは集団的自衛権の行使を容認するために、反対だった内閣法制局長官を変えた。

橋下:人事権は安倍さんにあるから、組織として変えるのは当たり前。しかも内閣法制局は合憲か違憲かを最終的に決めるところではない。

いろんな解釈があると思うけれど、戦後すぐの日本の政治家たちには戦略があったなと思う。吉田茂などがすごかったのは、一番お金がかかって、若い兵士の命も犠牲にしなければならない安全保障の分野はアメリカに任せて、経済の分野に力を入れたこと。そのおかげで、焼け野原から30年くらいでオリンピックまでやったんだから。例えば平成元年に焼け野原だったとして、今年オリンピックや万博をやるようなもの。このすさまじい回復力。それは安全保障をアメリカに預けた、“腹黒“があった。でも時代が変わって、日本もいよいよ自分たちで安全保障をやらないといけなくなったのに、自衛隊はだめ、軍事力はだめと、吉田茂の時代のようなことを一部の野党は言い続けている。今の政治家はもっと腹黒くないといけないと思う。もう、良い子ちゃんぶった政治家はダメだと。

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最終更新:6/25(火) 9:01
AbemaTIMES

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