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macOS Catalinaのバブリックベータに早速触れる。好印象も本当の評価はまだ少し先(本田雅一)

6/25(火) 6:01配信

Engadget 日本版

masOS Catalina(Version 10.15)のパブリックベータ版、最初のリリースが公開されました。早速、手元にあるMacBook Airにインストールしてみましたが、基本的な部分では現行バージョンであるMojaveとの違いは感じられません。

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ベータ版ということで日本語化されていない部分が所々に見受けられるなどの不備はあるものの、パフォーマンスは製品版であるMojaveとほとんど変わらないと言えるでしょう。

とはいえブラウザであるSafariは、Mojave版よりもパフォーマンスが高いと感じられました(ベータ版でベンチマークを取ることに意味はないため、具体的な数字は割愛させていただきます)。

もう少し基本的な部分に違いを見出すならば、それはよほど注意深く観察できる人でしょう。日常的なMacの操作の中で、前バージョンとの違いを感じることは難しいと思います。しかしながら、仔細に見ていくとMacの位置づけの変更とも言える変化がありました。その辺りを掘り進めていきましょう。

iOSとクラウド中心で改めて再設計されたアップデートと言えるCatalina

今回のCatalinaで感じるのは、iOSに寄り添ったうえでクラウド中心時代に対応するアップデートになっているということです。これは後述するようなiPadとの連携強化やCatalystと呼ばれるiOSアプリとの互換機能に代表されますが、それだけが理由ではありません。

少しばかり立体的になったアイコンデザインを別にすれば、基本的なルックスに大きな違いはない今回のバージョンですが、機能設定を見るとアイコンのレイアウトが大きく変わっていることに気づきます。

右上にApple IDとファミリー共有のアイコンが並び、その左側にはApple IDでログインしたユーザーの情報が表示されるのが特徴です。これまでよりもApple IDに関連した情報が整理して表示されていることが、画面からもうかがえます。

また機能設定項目は、macOS自身の設定と、外部デバイスとの連携やサウンドやディスプレイなどハードウェアに関連する設定が分けられているのがわかるでしょう。

3月に発表されたApple TV+やApple News+、Apple Arcade(いずれも日本では始まっていません)といったAppleユーザー向けのサービスを中心にして、サービスをデバイスが取り囲むような位置づけになっていることを考えれば、この辺りの見せ方は妥当ですが、日本では始まっていないサービスもあるため、現時点では「そうした意図がある」という感想に留めるほかありません。

しかし、ファミリー共有を個別のアイコンとして独立させたことにはAppleの意思を感じます。ハードウェア製品の価値だけではなく、Apple製品ユーザーだけが楽しめるプレミアムなコンテンツや豊富なアプリを、家族が追加料金を払うことなくみんなで楽しみますよ、ということですね。

数10年前ならば、リビングルームに集合してみんなでテレビを楽しむ。なんてこともあったでしょうけれど、現代社会においては家族は結びつきを保ちながらも、それぞれに手元のデバイスでエンターテインメントを楽しんでいます。

大きな更新というわけではありませんが、ライフスタイルの変化を意識した変更という印象を持ちました。

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最終更新:6/25(火) 6:01
Engadget 日本版

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