ここから本文です

宮迫、ロンブー亮ら闇営業「謝罪文」でさらに炎上、問題点を謝罪のプロに聞いた

6/25(火) 17:15配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

芸人たちによる反社会勢力への“闇営業”問題で、所属事務所の吉本興業は「お詫び」を掲載、当該芸人たちを謹慎処分にすると発表した。

【全写真を見る】宮迫、ロンブー田村ら闇営業「謝罪文」でさらに炎上、問題点を謝罪のプロに聞いた

なお6月24日には、お笑い芸人ザブングルの加藤歩と松尾陽介が過去に反社会的勢力の会合に参加したとして所属事務所のワタナベエンターテインメントが謹慎処分を発表するなど、この騒動は「吉本芸人」にとどまらず広がっている。

吉本興業の謝罪リリースには、事務所の謝罪文とともに今回謹慎処分を受けた芸人たちの謝罪コメント(記事末尾の掲載)も載っている。

そのコメントに対して、SNSでは「ウソをついていたのか」「謝罪文なのに逃げ道作ってる人多すぎん?」など、批判のコメントが相次ぎ、お詫びリリースそのものが「火に油を注ぐ」結果になったとも言える状況だ。なぜこうなったのか。

元マイクロソフト日本法人の業務執行役員として、3年で566件のお詫び訪問をした経験を持ち、『謝罪の極意』の著者でもある越川慎司氏は、闇営業の当事者の謝罪コメントの不可思議さをTwitterで指摘する。

越川氏は、謝罪すべきポイントは「お金をもらったこと」だけではなく「お金をもらっていないと言った」ことだと指摘。

このことについての謝罪がなかったことで、「『困っている後輩からの依頼で仕方なく受けたのだよね。でも、無償とはいえあんなパーティーに出たらダメだよ』という1次感情が、『え?結局お金もらってたの。なんだよ仕事かよ。』が2次感情の“怒り”に変わった」(越川氏)。

つまり越川氏が感じている吉本お詫びリリースと芸人たちの謝罪コメントへの“違和感”は、平たく言えば次のようなことだろう。

1. 誰に対して何の謝罪なのかがわからない
2. 謝罪の目的が何なのかがわからない
3. 誠意が伝わらない

今回処分を受けた芸人たちが出席していた会合が特殊詐欺グループの主催だったことを考えると、まずは「被害に遭った方のことを思うと申し訳ない気持ちでいっぱいです」と、被害者(振り込め詐欺の被害者)を思って反省すべきだが、その言及がないことが反感を買うことにつながっている。

社会秩序を乱したことによって、「スポンサー、番組関係者に影響を与えた」ことにお詫びするのはその次の段階の話だ。

また、謹慎処分を受けて、謹慎中に何をして信頼回復を目指すのかについても言及することが望ましいが、この点もコメントでは明確になっていない印象がある。

越川氏はBusiness Insider Japanの取材に対し、次のようにコメントしている。

「まず言わなければいけないのは、“振り込め詐欺を助長してしまいごめんなさい”“お金をもらっていないと嘘をついてごめんなさい”なんですよ。

それなのに、“でも、本当に反社会勢力だと知らなかったんですよ”と謝罪コメントに入れるのは、反感の火種をつくってしまう。また、“はしゃいでいた自分が情けない”と自分が主役なのも、謝罪の鉄則としてはよくない」(越川氏)

「誠意が伝わらない」という印象をファンに抱かせたのだとすれば、事務所の指導がきちんと機能しているのか、疑わしいと思われても仕方がない。

以下、闇営業問題で謹慎処分を受けた芸人たちの謝罪コメントを全文引用する。

雨上がり決死隊 宮迫博之

「この度は世間の皆様、関係者の皆様、並びに番組・スポンサーの皆様に大変なご迷惑をおかけし申し訳ございません。そういった場所へ足を運んでしまい、間接的ではありますが、金銭を受領していたことを深く反省しております。相手が反社会勢力だったということは、今回の報道で初めて知ったことであり、断じて繋がっていたという事実はないことはご理解いただきたいです。詐欺集団、そのパーティーに出演し盛り上げている自身の動画を目の当たりにして、情けなく、気づけなかった自身の認識の甘さに反省しかございません。どれぐらいの期間になるか分かりませんが、謹慎という期間を無駄にせず、皆さんのお役に立てる人間になれるよう精進したいと思います。改めて誠に申し訳ございませんでした。」

ロンドンブーツ1号2号 田村亮

「特殊詐欺グループの開いた会に、私ロンドンブーツ1号2号田村亮が参加した件で、金銭の受け取りがございました。自分の都合のいいように考えてしまい、世間の皆様に虚偽の説明をしてしまった事を謝罪させて頂きます。私を信用してくれていた世間の方々、番組スタッフ、関係者、吉本興業、先輩方、そして淳を裏切ってしまった事は謝っても謝り切れないです。ただ、特殊詐欺グループとは本当に知りませんでした。そこだけは信じて頂きたいです。このような行動をとった自分が恥ずかしくて堪えられないです。謹慎期間を通して、自分を見つめ直し二度とこんな行動をしない人間になるようにします。」

レイザーラモン HG

「この度は、自分の認識の甘さによる軽率な行動で多くの皆様にご迷惑をおかけしてしまったことを深くお詫び申し上げます。この謹慎でしっかりと自分と向き合い、これからの人生を覚悟を持って生きていきます。申し訳ございませんでした。」

ガリットチュウ・福島善成

「5年前とはいえ、反社会勢力と知らず、そこで芸をして出演料を頂きました。そのお金が悪いことをして集められたお金とは知らず、生活費にあてました。報道のような高額ではありませんが受け取ったことは事実ですので、深く反省し二度とこのようなことがないようにします。いつも応援してくださるみなさま、関係者のみなさま、ご迷惑をおかけして本当に申し訳ございませんでした。」

くまだまさし

「この度は、私の自覚不足、認識の甘さによる行動で、ファンのみなさま、関係者のみなさま、先輩、後輩の芸人、多くの方々にご迷惑をおかけしましたことを心から深くお詫び申し上げたいと思います。深く反省し、二度とこのようなことがないようにします。本当に申し訳ございません。」

ザ・パンチ・パンチ浜崎

「この度は、関係者のみなさま、先輩、後輩の芸人、多くの方々にご迷惑をおかけしたことを心から深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございません。二度とこのようなことがないように致します。」

天津・木村卓寛

「この度は、ファンの皆様・関係者の皆様・日頃お力添えを頂いている皆様にご迷惑をおかけする形となり、本当に申し訳ございませんでした。心より深くお詫び申し上げます。私の認識不足でございました。二度と、このような事がないように深く反省致します。今後は少しでも世の中のためになっていけるように、しっかりと精進していきたいと思います。本当に、申し訳ございませんでした。」

ムーディ勝山

「この度は、今回の件でご迷惑をお掛けしました皆様、心より深くお詫び申し上げたいと思います。近年地方でも応援してくださっている方がたくさんいる中、自分の認識不足により、このようなことになってしまい本当に申し訳ございませんでした。また精進できるよう、深く反省し二度とこのようなことがないように致します。本当に申し訳ございませんでした。」

2700・八十島宏行

「今回の謹慎処分を受け、今頭が真っ白の状態です。関係者の皆様、ファンの皆様、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。これからの期間で自分を見つめ直そうと思います。」

2700・常道裕史

「この度は私の認識の甘さ、確認不足によりあってはならない関わりが生じてしまいました。ファンの皆さま、関係者の皆さま、先輩・後輩芸人、多くの方々にご迷惑をおかけしましたことを心から深くお詫び申し上げたいと思います。深く反省し二度とこのような事がないようにします。本当に申し訳ございません。」

ストロベビー・ディエゴ

「私の認識の甘さから、多くの方々に多大なご迷惑、ご心配をおかけしました。真摯に受け止め、深く反省しております。本当に申し訳ございませんでした。」

(文・西山里緒)

西山里緒

最終更新:6/26(水) 0:25
BUSINESS INSIDER JAPAN

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ