ここから本文です

避難勧告はなぜ出なかった? 初のレベル4相当

6/25(火) 19:33配信

静岡放送(SBS)

静岡放送(SBS)

 6月から大雨や避難に関する情報は5段階にレベル分けして発表されるようになりました。6月24日夜から未明にかけて県西部と中部では激しい雨が降りましたが、レベル分けされてから県内で初めて土砂災害警戒情報が発表されました。土砂災害警戒情報は危険度でいうと上から2番目のレベル4に相当します。市や町が出す避難に関する情報に照らし合わせると、レベル4は避難勧告や避難指示にあたります。ただ今回は避難に関する情報は全く出ませんでした。どういう判断だったのでしょうか。
 「島田市内、断続的に激しい雨が降り続いています。雨粒もけたたましい音を立てて地面に打ちつけています。」(和田啓記者)
 24日夜から未明にかけ発達した雨雲の影響で袋井市付近から焼津市付近にかけ非常に激しい雨が振りました。静岡地方気象台は午前0時15分、掛川市、袋井市、菊川市に土砂災害警戒情報を出しました。土砂災害警戒情報はレベル4に相当します。国は、レベル4相当の情報は「自治体が避難勧告を発令する目安」としていますが、今回、掛川市、袋井市、菊川市は避難勧告を出しませんでした。
 「避難所を開設する準備はしたが、避難所を開設できる段階で雨のほうがピークだった。この時点で避難勧告を出すと避難の際に二次災害に遭うことが懸念され、避難勧告の判断をしなかった。」(菊川市危機管理課・杉田憲彦課長)
 レベル4相当の気象情報が出ても各自治体は必ずしも避難勧告などを出すわけではありません。掛川市と袋井市も激しい雨が一時的だったことや、職員がパトロールしたところ土砂災害の危険は見つからず、避難勧告の発令を見合わせました。一方で、国はレベル4相当の気象情報が出たら住民が自ら判断することも求めています。
 「(住民が)基準をもとにすぐに避難を判断すると、避難所が開設されないうちに住民が来てしまうとかえって危険。どう理解してもらうか、どう行動してもらうか、皆さんにお知らせしていきたい。」(菊川市危機管理課・杉田憲彦課長)
 適切な避難のタイミングをどう見極めるか自治体にも住民側にも求められる課題です。

静岡放送(SBS)

最終更新:6/25(火) 19:33
静岡放送(SBS)

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ