ここから本文です

人生100年を生き抜く必須スキル山口周さんに聞く“美意識”の鍛え方

6/25(火) 17:01配信

FNN.jpプライムオンライン

わずか数時間で完売の“プラチナチケット”

山口周さん
ベストセラー「世界のエリートはなぜ『美意識』を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」や「武器になる哲学」の著者として知られ、今や迷えるビジネスマンにとってカリスマ的な人気を誇る著述家だ。

その山口周氏が、竹橋にある東京国立近代美術館と共同開発した初のビジネスマン向けのアート鑑賞ワークショップ「Dialogue in the Museum」が22日に行われた。

今回、山口氏自ら東京国立近代美術館と1年以上の歳月を費やし共同開発した“美意識”を鍛えるプログラムということもあり注目が集まった。

5月下旬に応募を開始したところ、わずか数時間で定員30人が埋まり、美術館の担当者も驚くほどの反響だったという。

人によって異なる“見えているもの”

6月22日 土曜日の朝9時40分
開館前の東京国立近代美術館のロビーには、20代から50代まで、金融やIT,鉄道会社や化学メーカーなどありとあらゆる職業の男女がほぼ半数ずつ30人欠席者なく集まっていた。

今回のワークショップ「Dialogue in the Museum」は、午前10時から約3時間

1アートカードゲーム
2対話鑑賞(ギャラリートーク)
3山口周氏による特別講演
と、いう3部構成で行われた。

アートカードゲームはいわば「ウォーミングアップ」的な意味を持つ。
30人の参加者が5人ずつ6つのテーブルに分かれて座りテーブルの上に並べられた絵葉書大の様々なアート作品が描かれたカードを使い自己紹介や探偵ごっこのようなゲームを行う。

これらのゲームを通じて受講者は、目の前にあるカードの見え方が自分の見え方と他人の見え方が決して同じではない…という現実を体感することが出来る。

このアートカードゲームによりカードに描かれている美術作品から情報を読み取ることで、次に行う展示室で行う「対話鑑賞」の練習になるのだという。

いよいよ展示室へ

20分ほどのアートカードゲームを終えたら、次はグループごとに展示室に移動し「対話鑑賞」を行う。対話鑑賞とは作品を見て、何が描かれているか?どう感じたか?などグループで対話しながら行う鑑賞法だ。対話鑑賞を行う際、以下の3つのルールが伝えられた。

1作品の横にある説明文やタイトル(キャプション)を見ない
2自分が見たもの、感じたことを「言語化」する
3他人の意見を否定しない。

皆さんは、この絵画を見て、何を感じ、どのように“言語化”するだろうか?

受講生の皆さんも、最初は戸惑いながら「おいてあるテーブルの形がいびつ…」とか「背景が何処だかわからない…」などの意見が出てきていた。

しかし、ファシリテーターの巧みな話術により、徐々に議論が深まっていく…

1作品につき約20分くらいの議論を行ったが、最後の方には「構図の下半分は、画面の右斜め前から視点で描かれており、上半分は正面からの視点で描かれている…」とか、「花を描く際、通常は美しさや生命の輝きを表現すると思われるが、この絵には敢えて花瓶のふもとに落ちたつぼみのような花を描いている、ここには何か“意味”が込められているのでは?」という、かなり深い“洞察”を含んだ意見が飛び交うようになっていた。

ちなみに、この絵画は有名なポール・セザンヌが描いた「大きな花束」という作品だ。

1/4ページ

最終更新:6/25(火) 17:01
FNN.jpプライムオンライン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事