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【米ビルボード・ソング・チャート】リル・ナズ・Xが12週目の首位死守、テイラー新曲は2位に初登場

6/25(火) 15:25配信

Billboard Japan

 リル・ナズ・Xの「オールド・タウン・ロードfeat.ビリー・レイ・サイラス」が12週目の首位獲得を果たした、今週の米ビルボード・ソング・チャート。

 今週も9,160万視聴というすさまじい数字をたたき出し、ストリーミング・チャート、R&B/ヒップホップ・チャート、ラップ・チャートでも同12週のNo.1をキープした、「オールド・タウン・ロード」。Hot 100史上、通算12週以上の1位を記録したのは同曲が20曲目で、その他にはエド・シーランの「シェイプ・オブ・ユー」(2017年)やエミネムの「ルーズ・ユアセルフ」(2002年)など計9曲のタイトルが、同12週の首位をマークしている。

 今週は、2位にテイラー・スウィフトの新曲「ユー・ニード・トゥ・カーム・ダウン」が初登場し、1位とのポイント差をようやく1/2未満に縮めたが、それでもまだ半数弱のポイント差がある。次週はショーン・メンデスとカミラ・カベロによるでデュエット曲「セニョリータ」が上位デビューすると予想されているが、この曲が発売された6月21日にはリル・ナズ・X初のEP盤『7』がリリースされたため、「オールド・タウン・ロード」の独走を打ち破ることは難しそうだ。ショーン・メンデスは、前シングル「イフ・アイ・キャント・ハヴ・ユー」(今週13位)でも「オールド・タウン・ロード」を破れず、初登場2位に留まった。

 そのテイラー・スウィフトも、前シングル「ME! feat. ブレンドン・ユーリー」(今週15位)が「オールド・タウン・ロード」に阻止され、推しくも2位デビューとなったばかり(2019年5月11日付チャート)。一方、デジタル・ソング・セールス・チャートでは、週間79,000ダウンロードを記録し「オールド・タウン・ロード」を破ってNo.1デビューを果たしている。テイラーにとって、セールス・チャートでの首位獲得は通算17曲目で、2位のリアーナ(14曲)とさらに差を広げ、歴代トップを維持している。週間3,900万視聴を記録し、ストリーミング・チャートで3位に、週間2,420万回を記録して、エアプレイ・チャートでは50位にそれぞれデビューした。

 「ユー・ニード・トゥ・カーム・ダウン」が、今後首位の座につく可能性もないとはいえないが、2週目以降急激にポイントが落ち込んだ前曲「ME!」の傾向からみると、実現は難しそうだ。なお、4月以降「オールド・タウン・ロード」に1位を阻止されたタイトルは、テイラーの「ME!」と「ユー・ニード・トゥ・カーム・ダウン」、ショーン・メンデスの「イフ・アイ・キャント・ハヴ・ユー」の他、ポスト・マローンの「Wow.」(今週8位)、エド・シーラン&ジャスティン・ビーバーの「アイ・ドント・ケア」(今週5位)、ビリー・アイリッシュの「バッド・ガイ」(今週3位)の計6曲がある。過去には、パーシー・フェイスの「夏の日の恋」(1960年)と、ブライアン・アダムスの「アイ・ドゥ・イット・フォー・ユー」(1991年)が、それぞれ5曲を2位に留まらせているが、その記録を上回る快挙達成となる。

 テイラー・スウィフトは、この2曲が収録される予定のニュー・アルバム『ラヴァー』を8月23日に発表する。

 先週、フィーチャリング・アーティストとして参加した、クリス・ブラウン名義の新曲「ノー・ガイダンス」(今週10位)を9位に初登場させたドレイクは、今週リード曲となる新曲「マネー・イン・ザ・グレイヴ feat.リック・ロス」を7位にデビューさせ、TOP10入り曲数を35曲に更新し、 ビートルズの記録を上回る歴代単独2位に浮上した。リック・ロスにとっては、ドレイクも参加したDJキャレドの「アイム・オン・ワン」(2011年/10位)以来8年ぶり、2曲目のランクインとなる。

 「マネー・イン・ザ・グレイヴ」は、週間3,140万試聴を記録し、ストリーミング・チャートでは4位にデビューしたが、ストリーミング・キングと謳われるドレイクの作品としては、若干勢いが弱かった印象を受ける。この曲は、カナダ・トロントのNBAチーム<ラプターズ>が【NBAファイナル】初優勝したことを記念して発表した2曲入りのシングル『ザ・ベスト・イン・ザ・ワールド・パック』に収録されたナンバーで、もう1曲の「Omerta」は今週35位にデビューしている。

 TOP10以下では、パニック・アット・ザ・ディスコの新曲「ヘイ・ルック・マ、アイ・メイド・イット」が前週の31位から24位に、カントリー・シンガーのリー・ブライスによる「ルモア」が36位から25位に、それぞれ順位を大きく上げた。次週は、6月23日に開催された【BET Award 2019】のノミネート/パフォーマンス効果がチャートにも反映するかもしれない。


Text:本家一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは、6月28日以降掲載予定となります。

◎【Hot 100】トップ10
1位「オールド・タウン・ロードfeat.ビリー・レイ・サイラス」リル・ナズ・X
2位「ユー・ニード・トゥ・カーム・ダウン」テイラー・スウィフト
3位「バッド・ガイ」ビリー・アイリッシュ
4位「トーク」カリード
5位「アイ・ドント・ケア」エド・シーラン&ジャスティン・ビーバー
6位「サッカー」ジョナス・ブラザーズ
7位「マネー・ザ・グレイヴ」ドレイクfeat.リック・ロス
8位「Wow.」ポスト・マローン
9位「Suge」ダ・ベイビー
10位「ノー・ガイダンス」クリス・ブラウンfeat.ドレイク

最終更新:6/25(火) 15:25
Billboard Japan

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