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日常の備えを非常時に生かす「災害食レシピ」 九州女子大と開発 ~ふるさとWish水巻町~

6/25(火) 16:20配信

九州朝日放送

水害や地震などによって避難生活を余儀なくされたとき、一番の癒やしとなるのは温かい食事だといいます。しかし、備蓄食料や避難所で配られる食事は冷えていることがほとんど。また、同じ味ばかりが続き、食べる気も失せてしまいます。そこで水巻町は、九州女子大学栄養学科(北九州市八幡西区)と協力し、共同研究事業として、災害時に役立つ料理集「災害食レシピ」を開発。

6月3日(月)のKBCラジオ「小林徹夫のアサデス。ラジオ」では、この「災害食レシピ」を取り上げ、レシピ開発に携わった水巻町総務課の木下颯太さんと、九州女子大学栄養学科講師の山本亜衣さんにお話を伺いました。

毎日の食事に取り入れることができるレシピ集

「災害食レシピ」は、水だけで食べることができる「アルファ米」、缶詰などの「備蓄食料」、「乾燥野菜」、日常的に使用している「調味料」を組み合わせて、おいしく簡単に作ることができる料理ばかりです。「調理器具が必要になるものでも、家庭用のカセットコンロが1つあれば大丈夫。温かくておいしい食事をとることで安心感を得られ、体だけでなく、心にも栄養が行きわたります」と山本先生は話します。

ところで、なぜ水巻町でこのような取り組みを行っているのでしょう?
水巻町役場の木下さんは「水巻町は海抜2、3メートルといった、比較的低い土地が多いのです。遠賀川の堤防の決壊といった大規模な災害を想定すると、町内の多くの場所が浸水します。そこで水巻町は、町から近く、高台にある九州女子大学と避難所の災害協定を結びました。それをきっかけに災害食レシピの開発を一緒に行うことになりました」と話します。2017年と18年には、町民の参加者が一緒に調理をして実際に食べてみる講習会を開き、好評だったそうです(2017年には水巻町女性防火・防災クラブが参加。18年は水巻南中学校の生徒が参加)。

アルファ米や缶詰などの材料は、水巻町で実際に備蓄しているものです。このレシピは、普段の食事にも取り入れることができます。備蓄食料は知らない間に賞味期限が切れてしまうという悩みをよく聞きますが、日常の食事で消費することによって、また新しいものを補充することができるというメリットもあります。

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最終更新:6/25(火) 16:20
九州朝日放送

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