ここから本文です

危機管理を急いだナティクシスのH2O、ウッドフォード氏など教訓か

6/24(月) 16:26配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): フランスの投資銀行ナティクシスは、傘下のファンド運営会社H2Oアセット・マネジメントが運用するファンドからの資金流出を食い止めるため、危機管理モードに入った。H2Oは格付けのない社債約3億ユーロ(約366億円)相当を売却し、残りの評価を引き下げた。

H2Oの発表によれば、投資家のラース・ビントホルスト氏に関係する企業が発行した債券の時価総額が運用資産全体に占める割合は2%未満に低下する。運用資産額が2017年から倍増し、先週大量の資金流出に見舞われる前の段階では376億ドル(約4兆円)に達していたH2Oのファンドの価額は3-7%引き下げられ、各ファンドのエントリーフィーもなくす。

投信評価会社モーニングスターは19日、H2Oが保有する社債の一部の「流動性と適切性」を問題視し、格付けを停止。資金流出に伴い、H2Oのファンドの運用資産額は20日に11億ユーロ減った。ファンドの投資家が評価損を被る対応を急いだ背景には、株式ファンドの償還停止に追い込まれた英国の著名ファンドマネジャー、ニール・ウッドフォード氏やスイスの資産運用会社GAMホールディングの二の舞いを避けたい狙いもありそうだ。

原題:Natixis’s H2O Marks Down Bond Assets to Avoid Woodford Fate (1)(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Lucca De Paoli, Nishant Kumar, Thomas Beardsworth

最終更新:6/25(火) 15:56
Bloomberg

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ