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ドローンで農薬散布 龍ケ崎で実証試験公開 省力化、コスト削減期待

6/26(水) 6:00配信

茨城新聞クロスアイ

小型無人機(ドローン)を使って水田に自動で農薬を散布する実証試験が25日、龍ケ崎市塗戸町の横田農場であった。外国企業の日本法人2社が公開した。大型ドローンが計約1・5ヘクタールの水田に、15分足らずで農薬をまく様子が披露された。国は農業用ドローンの普及拡大を目指し、官民協議会を設置するなどしている。出席した関係者からは新技術の導入に期待する声が聞かれた。

試験を公開したのは、いずれも世界最大手で、ドローンメーカーの「DJI」(中国)と農薬のシンジェンタ(スイス)の日本法人。両社は4月に業務提携している。試験は共同事業の一環として、今月、新潟県内でも行われたが、外部に公開したのは初めて。

使われた大型農業用ドローン「AGRAS MG-1」は、直径約1・5メートルでプロペラを8枚搭載。農薬を最大10リットル運べる。10分程度の飛行で1ヘクタールの広さに農薬をまけるという。両社の説明によると、人力や無人ヘリコプターによる散布と比べ、大幅な省力化やコスト削減が見込める。

試験は、水田2面を使い、まず空撮機でほ場を測量。作成した地図のデータをドローンに設定し、自動航空で粒状の農薬を散布するまでの一連の様子を公開した。2機を使った複数編隊の散布もあった。報道陣や農業関係者ら約60人が見守った。

農業分野のドローン活用は、国がガイドラインの整備に取り組んでおり、今後の普及が見込まれる。

横田農場の横田修一社長は「農業でも稲作は特に担い手が少なくなっており、今までと同じやり方を続けるのは難しい。ドローンはすぐに現場で役に立つ可能性がある」と期待した。(鈴木剛史)

茨城新聞社

最終更新:6/26(水) 11:11
茨城新聞クロスアイ

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