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卓球界初の「選手会」が発足 発起人が明かす“2つの狙い”とは

6/26(水) 19:00配信

Rallys

23日まで愛知県豊田市で行われた日本卓球リーグ(以下、日本リーグ)前期大会は、男子1部は東京アート、女子1部は十六銀行の優勝で幕を閉じた。日本リーグとは、主に企業に所属する実業団選手が参加する団体戦の卓球リーグだ。2017年にはすでに創立40周年を迎えており、日本の卓球界の屋台骨を支えてきた。

そんな日本リーグに、2019年4月、日本卓球界初となる「選手会」が誕生した。

スポーツ界の「選手会」と言えば、プロ野球を思い浮かべる方も多いだろう。

日本プロ野球選手会は、個人事業主であるプロ野球選手の年俸や肖像など選手の権利を守るための活動を行う組織だ。全12球団所属の全ての日本人選手が会員となっており、2004年には古田敦也選手会長(当時ヤクルト)率いる選手会が球団合併に反発し、日本プロ野球史上初のストライキを決行して世間を騒がせた。

一方で、日本卓球リーグは、主に企業に所属する会社員で選手が構成されており、すでに年俸などの権利は会社に守られている。

では日本リーグ選手会は、何のための組織なのか?選手会会長の松平賢二(協和発酵キリン)選手にお話を伺った。

「集客」のための選手会 立ち上げの狙いとは

――どうして選手会を立ち上げたのでしょうか?
松平賢二(以下、松平):僕は社会人8年目になります。その間、日本リーグに良い選手が結構いるのにも関わらず、お客さんが少ないというのが一番引っかかっていて、どうにかできないかと思っていました。今は卓球ブームも来ているので、今までとは違った視点でお客さんを集められないかなと思い、選手会を立ち上げました。

――今までと同じやり方だと観客が集まらない。だから集客のために選手会を発足したと。
松平:そうですね。特に今はSNSがかなり流行っているので、SNSを使ってお客さん、特に若い世代の人にもっと日本卓球リーグを認知してもらい、選手を知ってもらいたいと思ってます。僕らの世代とか僕らのもっと下の子たちのほうがSNSは使ってるんで、そのスピード感を出せたらなと。

選手は個人でもみんなSNSをやっているので、いろいろわかるんですよね。ファンの人がどう思っているか、もっとこうしてほしいとか。意見を聞いて吸収できるところはして、改善していかなきゃいけないところはいっぱいあるので、観客目線と選手目線をうまく取り入れながらリーグ側に僕らが伝えられれば一番いいなと。

――逆に言うと今までそういう意見はリーグ側に伝わってなかった?
松平:伝わっていないというか(選手が)あまり発信しようと思っていなかったですし、全部リーグに任せっきりだったので。

でも選手会を作ることによって、もっとリーグ側と意見も交わせるようになるので、それが狙いの一つとしてはありますね。

ほとんどの選手が直接言えないので、それを僕が仲介じゃないですけど、選手側の意見を聞いてリーグに伝えたり、逆にリーグの意見を聞いて選手側に伝えることもやりたい。今のところ、うまく機能していると思いますね。

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最終更新:7/29(月) 16:48
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