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【プロが教える】“損をしない”高級時計の選び方・買い方

6/26(水) 7:00配信

LEON.JP

時計選びは本当に難しいと思います。毎年、新作が発表されるし、過去の名作へと目を向ければそれこそ無尽蔵。しかも決して安い買い物ではなく、清水の舞台から飛び降りてはみたものの、そのまま奈落の底に落ちるなんてことも。かといって名を捨てて、実をとり、リセールバリューの高い、誰もが知っているようなモデルを選ぶのも本末転倒ともいえますし。

考えてみれば、時計選びは恋愛と同じです。意中の相手といかに出会い、見極め、どう成就し、さらには別れ際も美しくありたい。お金持ちならば金に糸目をつけず、気ままな恋愛を楽しむこともできるでしょうが、やはりそこは純粋な愛を貫きたいもの。そこで恋愛に重ね合わせ、時計選びの基本を考えてみたいと思います。

もちろん“損をしない”といっても、時計も恋愛も損得勘定でできるものではありません。ただ愛情を持って長く付き合い、周囲からも一目置かれ、一心同体のような存在になれば得したといえるでしょう。時計上手は恋愛上手。ただし、どんなに理想の時計を手に入れたとしても、お目当ての女性と付き合えるわけではありませんので、どうぞ悪しからず。

まずは一目惚れ~感じる“何か”があるか/リシャール・ミル「RM005」

さて、恋愛は突然生まれます。それが一目惚れです。僕の場合、これがリシャール・ミルでした。初めて見たのは2002年、フランスでのル・マン・クラシック取材の時。この冠スポンサーがその前年にデビューしたリシャール・ミルだったのです。日本はもちろん世界でもほとんど知られていないにも関わらず、当時からすでに独創的な技術を貫き、制約を感じさせないモノづくりに惹きつけられました。もう一目惚れです。

ところが2003年に日本に紹介されてからも、こんなにクセがあってしかも値段もケタ外れとくれば、時計通といわれる人ほど手を出さない。結局、購入した2009年でも認知度はまだ低かったのですが、むしろそれも気に入った点です。知らない人から見ればまるで新橋の地下で売ってそうなのに数百万円か!っと。

いわば周囲の反対を押し切ってのゴールインでしたが、現在のブランドの躍進ぶりはご存知の通り。ちなみに「RM-005」の買い取り価格は販売価格とさほど変わらず。これも一目惚れの成せるワザなのです。

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最終更新:6/26(水) 7:00
LEON.JP

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