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口の中で広がる肉汁! マツコも唸った「焼活(シュウカツ)」とは何か?

6/26(水) 7:01配信

アーバン ライフ メトロ

シュウマイ難民からシュウマイ研究家へ

「シュウマイ難民」――。今から約20年前、東京に暮らし始めてしばらくしてから、自分がそんな状態であることに気づきました。

【写真】400種のシュウマイを食べた研究家が心打たれたシュウマイの数々、見てみる?

 私(シュウマイ潤/シュウマイ研究家)は神奈川県の海辺の町で生まれ、大学までを過ごしました。

 大学卒業後、しばらくして東京に暮らしはじめ、何気なく「シュウマイ」を食べようと思ったとき、まず、日本のシュウマイの代名詞であり、神奈川のソウルフードとも言える「崎陽軒」の店舗が少ないことに気づきました。

 ならば、中華料理店に行けば餃子ととともにあるはず……と思いきや、メニューにすら載っていない。東京でシュウマイを食べるのが、これほど難しいのか。

 このことがひとつのきっかけとなり、東京以外でもどうか?と各地のシュウマイを探し求めはじめ、その後全国各地の約400種類(2019年6月現在)のシュウマイを食べ歩くことになりました。

 まさかシュウマイの専門家としてTBS系「マツコの知らない世界」(2018年5月15日放送分)に出るまでになるとは、当時の私は想像もしなかったわけですが。

シュウマイ愛が強い横浜

……と、「シュウマイ=神奈川」と当たり前のように進めてしまいましたが、実際、私に限らず神奈川出身者の大半は、先の「崎陽軒」の影響からか、シュウマイを日常食として親しんでいます。

 みなさんのそばの神奈川出身者に聞いてみれば、その「シュウマイ愛」の強さに驚き、あ然とするはずです。

 また、数字でも神奈川、特に横浜の「シュウマイ愛」が強いことは明らかで、総務省の家計調査(2016年~2018年)によると、「シュウマイ消費」の年間平均支出額が全国は約1000円であるのに対し、横浜市は約2500円。他の地域に比べて圧倒的な消費量を誇ります。

「崎陽軒」の1日あたりのシウマイ(崎陽軒での表記は「ュ」が入りません)販売数も、約80万個にものぼるといわれ、他のシュウマイ企業(というものがそもそも少ないですが)を圧倒しています。

 さらに、神奈川のシュウマイブランドは「崎陽軒」にとどまらず、「横浜中華街」にも名品と称されるシュウマイが存在し、「海員閣(かいいんかく)」「清風楼(せいふうろう)」「安記(あんき)」などがその代表例です。

 ただし、あくまでシュウマイ潤による調査ですが、崎陽軒と中華街の存在が大きすぎるのか、それ以外の神奈川のシュウマイは、名店はあるものの、その「シュウマイ愛」と数字が出すほどの存在感はありません。

 チームスポーツに例えるなら、崎陽軒、中華街という2大エースの存在が大きすぎるからか、他の選手が育たない、ということでしょうか。良くも悪くも、ダイバーシティ(多様性)が少ない。日々新しいシュウマイを探し歩いている人間としては、寂しさは否めません。

 くどいようですが、いい店はあります。でも、日本を代表するシュウマイ消費地としては、出会う機会が少なすぎる。神奈川県民だからこそ、強く思います。

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最終更新:6/26(水) 10:47
アーバン ライフ メトロ

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