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口の中で広がる肉汁! マツコも唸った「焼活(シュウカツ)」とは何か?

6/26(水) 7:01配信

アーバン ライフ メトロ

技と個性が光る東京シュウマイ

 その点、東京は「シュウマイ難民」と感じていたのは過去の話。全国、全世界の美味が集うともいわれる「食のダイバーシティの街」である東京において、シュウマイも例外ではありませんでした。東京で本格的にシュウマイを探してみると、崎陽軒、中華街に引けを取らない名店に巡り合うことになりました。

 日本橋発祥の「小洞天(しょうどうてん)」や、新橋発祥の「新橋亭(しんきょうてい)」などの老舗中華のシュウマイや、実は東京のシュウマイの聖地といわれる築地の四天王「やじ満」「ふぢの」(※現在は豊洲に移転)「菅商店」「幸軒」など、東京のシュウマイのエースと呼べる存在は多数。

 他にも実にいい仕事をするシュウマイの店が、各街、各駅にあると言っても大げさではなく、「シュウマイ途中下車の旅」ができるほど多様なシュウマイたちがひしめく場所、それが東京なのです。

 また、出す店の業態も多様で、中華だけでなく、居酒屋、定食屋、総菜屋、スーパー、和食割烹、洋食屋、ビストロ……シュウマイが何料理なのかがわからなくなってくるほど。

 でもみなさん、それぞれの得意な技術をふるい、実に個性的でいいシュウマイを作るんです。そしてそれが、東京でシュウマイをめぐる楽しみのひとつでもあります。

シュウマイあるところに名店あり

「シュウマイあるところに名店あり」。

 約400種類のシュウマイを食べてきた男が導き出した法則のひとつです。裏を返せば、東京に限らず、飲食店全体において、それだけシュウマイがある店が少ない、ともいえます。

 中華料理店を中心に、餃子はあるのに、シュウマイがない。その苦い経験を、私はそれこそ食べてきたシュウマイの何倍も経験してきました。ただその分、探し当てたときの達成感は大きく、同時に、そういう店の他の料理も、ほぼ例外なく美味しい。そしてその醍醐味をもっとも体感できる場所のひとつが、東京だと私は感じます。

 私は勝手にシュウマイを食べ歩くことを「焼活(シュウカツ)」と呼んでいますが、新たに東京の美味しいものに出会うためにも、「東京焼活」をぜひおすすめしたい。

 私もシュウマイのおかげで、東京の意外な名店に巡り合ってきました。その店はどこか? もちろん先に紹介した名店も含まれますが、ぜひご自身の“シュウマイアンテナ”を磨いて、「東京焼活」に励んでみてください。

 まあ、楽しむ前に、あなたも「シュウマイ難民」を経験することになるのですが……何事も痛みなくして得るものなし、ということでしょうか。シュウマイには人生哲学が凝縮しているのかもしれません。

シュウマイ潤(シュウマイ研究家)

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最終更新:6/26(水) 10:47
アーバン ライフ メトロ

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