ここから本文です

「360km/hの東海道新幹線」に乗る! 次世代車N700Sの「試運転647号 京都行」疾走

6/26(水) 18:22配信

乗りものニュース

営業列車の最高速度は285km/hだけど…

乗りものニュース

「360km/hで走る東海道新幹線」に2019年6月6日(木)、乗車しました。現在、営業中の新幹線で最高速度がもっとも高いのは東北新幹線の320km/hで、東海道新幹線は285km/hです。

【写真】N700S 360km/h走行の「時刻表」

 2020年7月上旬のデビューに向け、試運転を行っているJR東海の新型新幹線車両「N700S」。「360km/h新幹線」はその試験のひとつ(速度向上試験)として行われました。

 最終列車が出発したのちの23時41分、N700Sによる「試運転647号 京都行」(8647A)は米原駅(滋賀県米原市)を発車しました。

 23時45分、試験列車は約300km/hに到達。そして23時47分、ATC(自動列車制御装置)による最高速度の指示が「300」から「365」になり、試験列車はさらなる加速を始めます。

「361」「362」…秒速100mの世界

 300km/hから約4分後の23時49分、試験列車が360km/hに到達し、車内の電光掲示板にその数字が現れると、多くの報道陣が乗車した車内はカメラのシャッター音が何重にもなって響きました。またATCが指示する最高速度が「365」であるため、電光掲示板に出てくる速度はしばしば「361」「362」ともなります。

 試験列車が360km/hで走った時間は約40秒。しかしそのあいだに、列車は約4km進んでいます。秒速100mの世界です。

 記者(恵 知仁:鉄道ライター)の個人的な感覚ですが、直線区間だったこともあるのか、360km/h走行でも、普段乗っているN700Aの東海道新幹線列車と比べ、特に揺れた印象はありませんでした。

 今回、JR東海がN700Sを使って「速度向上試験」をおもな行った理由として、その性能を確認すること、国内外のさまざまな状況に対応可能な「高性能標準車両」であることのアピールが挙げられます。東海道新幹線の最高速度が、現在の285km/hから引き上げられる予定はありません。

 なおN700Sは、2020年7月上旬に営業列車としてデビューする予定です。

恵 知仁(鉄道ライター)

最終更新:6/26(水) 19:04
乗りものニュース

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事