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白金の洋菓子店「アトリエ・ド・リーブ」運営会社が破産

6/26(水) 10:48配信

帝国データバンク

百貨店や商業施設内に「アトリエ・ド・リーブ」「ルエル・ドゥ・ドゥリエール」などを出店していた

 (株)アトリエリーブ(TDB企業コード:986511138、資本金3000万円、東京都品川区東大井1-8-3、代表日比猛彦氏)は、6月20日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人は浅井平三弁護士(東京都千代田区神田多町2-9、エルム法律事務所、電話03-6260-8388)。債権届け出期間は7月25日まで、財産状況報告集会期日は10月1日午前10時から。

 当社は、1990年(平成2年)10月に設立。ケーキを主力に、ミルクレープ、シフォンケーキ、エクレール、焼き菓子など洋菓子の製造販売を手がけ、首都圏の喫茶店やスーパーストア、またOEMとして、ホテル関係に卸売りを行っていたほか、百貨店や商業施設内にて、「アトリエ・ド・リーブ」「ルエル・ドゥ・ドゥリエール」「エクレール・ド・リーブ」などの店舗名で出店。直近では約7店舗を運営し、ピークとなる2009年3月期には年売上高約14億7000万円を計上していた。

 しかし、以降は百貨店での販売が低迷したほか、小売事業でも不採算店舗が増加。店舗のスクラップアンドビルドを進めるなか、新本社工場への移転を目指していたが、施工業者とのトラブルにより工期が遅れ、半年以上にわたりケーキ製造に支障をきたす事態が発生。このため、一部顧客との取引が無くなったことで売り上げが急減、2018年3月期の年売上高は約4億5600万円に落ち込み、債務超過状態が続いていた。その間、カフェ事業を別会社に譲渡したほか、他の事業についても売却交渉を行うなど組織再編を目指していたが奏功せず、近時は支払遅延など資金繰り悪化も表面化していた。6月に入り店舗の閉鎖を進め、動向が注目されていたが、今回の措置となった。

  負債は債権者約140名に対し約5億5000万円。

最終更新:6/26(水) 18:23
帝国データバンク

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