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西日本豪雨機に絆深め防災力向上 岡山・平島支援の瀬戸町地区住民

6/26(水) 9:10配信

山陽新聞デジタル

 昨夏の西日本豪雨で深刻な浸水被害を受けた岡山市東区平島地区に隣接し、被災した親子を支援している同瀬戸町地区の「助け合うお母さんの会」(約60人)が豪雨から1年となる7月6日、同地区で復興支援イベントを開く。豪雨直後に子どもの一時預かりから活動を始め、4月からは毎週、交流会を開催してきた。平島地区にも会の支部ができるなど今後の災害に備える動きもあり、イベントを通じて両地区の絆を一層深める。

 平島地区は旭川水系・砂川の堤防決壊で大きな浸水被害を受けた。お母さんの会は、「自宅を片付ける間、子どもを預ける場所がない」との話を聞いた枝広真祐子さん(39)=同市東区=が自宅で小学生や幼児の一時預かりを始めたのを機にママ友に協力を呼び掛けて設立。枝広さんが代表に就いた。

 夏休みの間、広場などがある江尻レストパーク(同町江尻)を借りて一時預かりを実施。無料の送迎バスを出してくれる地元のタクシー会社や文具、飲み物を寄付してくれる個人・企業が現れるなど支援の輪も広がった。

 夏休み明け以降も両地区の親子は不定期で交流し、4月からは毎週水曜の午後、同パークに集まっている。「自宅の修復にかかるお金の問題や子どもの心のケアなどお母さんの悩みを安心して話せる場にしたい」と枝広さん。毎回20~40人が参加している。

 平島地区でもお母さん約10人が、支援される側からする側にもなろうと今春、会の支部を発足。メンバーの一人で、4歳の長男を連れて交流会に参加している女性(39)=同市東区=は「豪雨で自宅が床下浸水して片付けに追われ大変な時に助けてもらった。瀬戸町の人たちが困った時に恩返しできるようにしたい」と話す。

 7月6日の復興支援イベントは午前10時から同パークで開催。絵本の読み聞かせや工作教室、災害時に取るべき行動を当てるクイズなどを行いながら、関係者が交流を深める。

 枝広さんは「普段から顔を合わせ、気軽に声を掛け合える関係をつくることが地域の防災力の向上につながる。多くの人に参加してほしい」と呼び掛けている。

最終更新:6/26(水) 9:10
山陽新聞デジタル

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