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世界ベルト5本披露の井上尚弥がドネア父挑発に反論

6/26(水) 6:31配信

THE PAGE

「(僕は)打たれ強いです」

 そのドネアの実父でボクシングトレーナーであるノニト・ドネア・シニア(60)が、先日女子ボクシングの世界戦のセコンドとして来日した際、井上戦について「先にパンチを当てた方が勝つ。早く決着がつく。12ラウンドはかからないだろう。井上は若いし速い。でも、耐久性を問われる試合になる」などと、冷静かつ挑発的に注目発言をした。

 この日、井上にそのドネア父の意見をぶつけると笑顔で反論した。

「(僕は)打たれ強いですよ。(試合では打たれたことはないが)やっている感じでわかる。スパーリングでも(パンチが)効いちゃう人と効かない人がいる。スパーでは僕もパンチをもらうから。まあ、見えないパンチをもらうと別ですが」

 井上は、ここ3試合、2ラウンド以内の“秒殺”が続いている。クリーンヒットは、一発ももらっておらず、「パンチをもらったらどうなるか?」は、未知の部分。そこをドネア父が挑発的についてきたわけだが、井上は、真っ向反論した。
 では「先にパンチを当てた方が勝つ。早期決着」については、どうか。

 ドネアは“フラッシュ(閃光)”と呼ばれる左フックが武器。WBSS準決勝では、WBO世界同級王者のゾラニ・テテ(南ア)の代役出場となったWBA5位のステフォン・ヤング(米国)を6回に左フック一発で沈め、それが錆びついていないことをアピールした。
「どっちかが、いいパンチを当てると、それ(早期決着)はありえる展開になりますよね。でも、パンチをもらうイメージはわかないです。間違いなく過去に一番強いパンチですが、それをブロックの上からもらってどう感じるか」
 左フック対策が、この試合のすべてだろう。

 父で専属トレーナーの真吾氏も、「この試合にカギはある。試合が終わるまで言えないですが、尚も僕もそれは一致している」と語ったが、そのカギとは、左フック対策に違いない。
 ドネアの左フックは、パンチの打ち終わり、或いは、相打ちのタイミングで、一瞬、先に当てるカウンターパンチとして飛んでくる。
 井上は「ドネアには、あの左フックを当てる何かがある」とも語っていた。しかも、衰えが目立ちだした、ここ数試合は、左ボディという“餌”をばらまいてくるようになってきた。
 その数ある左フックへの布石をどう封じて、先にパンチを当てるのか、がテーマになってくる。
「ドネアは、左フックを当てるのが得意中の得意。それで勝ってきている。キャリアがあり、当て勘がある。それだけには気をつけたい。でも(なぜ左フックが当たるかは)リングに上がるまで判明しない。リングに上がって自分と対戦してどう変わるか。映像を見て、対策を練っても、対戦相手が変わると、そこが変わってきますから」

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最終更新:6/26(水) 8:07
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