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【徹底分析】久保建英という「日本最高の選手」。西紙分析官が見た森保ジャパン確かな成長と“足枷”

6/26(水) 12:08配信

GOAL

コパ・アメリカ2019に臨んだ日本代表は、グループリーグでその歩みを終えることになった。

グループC第3節、エクアドル戦では決勝トーナメント進出のために勝利が絶対条件であった。優勝候補ウルグアイを苦しめた第2節(2-2)からは、久保建英のみを変更。そして、その18歳を中心に攻撃を組み立て、15分にはベテランFW岡崎慎司の抜け出しからチャンスを作り、背番号10を背負う中島翔哉のゴールで先制に成功する。しかし、35分に長いクロスに対処しきれずに失点。後半には決定機を数度生み出したが、決めきれず。1-1で引き分け、大会を去ることになった。

それでも、欧州で長らく試合を分析する者の目には確かな成長が映ったようだ。スペイン紙『as』で試合分析担当を務めるハビ・シジェス氏は、今大会の森保ジャパンが見せた戦いぶりに感心している。レアル・マドリー移籍が決まった18歳については「日本最高の選手」と絶賛した。その一方で、日本の成長の足枷は“譲り合いの精神”と言及する。今回は、そんなスペイン人分析官がどのようにエクアドル戦を見ていたのかを紹介する。

文=ハビ・シジェス (Javi Silles)/スペイン紙『as』試合分析担当
翻訳=江間慎一郎

La conviccion intacta de Japon(日本の確信に傷はなし)

チームの実情をテストする場所――もし、日本代表が今回のコパ・アメリカをそう見立てていたならば、しゃんと顔を上げて大会に別れを告げられる。チリとの試合で味わったほろ苦い大敗(0-4)は、ウルグアイ、エクアドルとの戦いを終えた後では、もはや遠い過去の出来事のようだ。

日本は両ペナルティーエリア内での自信のなさを、最後まで埋め合わせることができなかった。しかし彼らが披露したパフォーマンスは、まるで聖火のように、東京五輪に向けて希望を灯している。このエクアドル戦では、大会を通じての成長が確かに感じられた。エクアドルがチリやウルグアイと比べれば与し易いチームであることは間違いない。が、それでも日本は、ボールとともにプレーする喜びを忘れることなく、より一枚岩のチームとなっていた。彼らの価値は、結果のみに否定されている。

森保一監督はウルグアイ戦でも先発させた10人に久保建英を加えたが、このスタメンは間違いなくパフォーマンスの向上を導いた。最も決定的な役割を務められるのは久保で間違いないが、とはいえ日本は彼の存在だけで輝いたわけでは、決してなかった。

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最終更新:6/27(木) 18:02
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