ここから本文です

「武尊の拳が石なら、武居は“鉄球”」魔裟斗、武居のパンチを絶賛「K-1随一、これが当たったら倒れる」

6/26(水) 17:46配信

AbemaTIMES

 6月30日、両国国技館で『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント』が開催される。そのスーパー・バンタム級トーナメントに登場する注目選手が、同級の現王者である武居由樹(22歳・POWER OF DREAM)。試合中、途切れることの無いステップワーク、さらに柔らかな動きから繰り出す的確なキックとパンチでKOを量産している。これまでに積み重ねた18勝のうち、KO勝利が「13」という高いKO率が魅力で、本トーナメントでの戦いぶりに注目が集まっている。

 武居選手に関しては、K-1のレジェンドである魔裟斗もそのボクシングセンスを「K-1随一」と評価している。その一方、「なぜ、あんな簡単に倒れるのか」という疑問を抱いている。そこで、トーナメントを10日後に控えた20日夕方、武居選手が所属する東京・足立区のジム『POWER OF DREAM』を魔裟斗が訪問。武居選手の強さの秘密に迫った。

 古川誠一会長率いるジムに所属する武居選手の練習は多い時で1日4回。スパーリングは8ラウンドから10ラウンド程度。自分より階級が上の選手も含まれるスパーリングは、3分ごとに次々にフレッシュな選手が入れ替わりで相手を務める。ミット打ちも実にユニークで、二人が入れ替わりで、様々な角度からキックやパンチを交互に受け続ける。その他のメニューも含めると、追い込み時期の多い時には計20ラウンドほどをこなすという。

 これには魔裟斗も「20ラウンドは結構多い。自分が現役の頃、最後の方はやっても12ラウンドだった。まだ、若いから……」と苦笑いを浮かべた。

 また、スパーリングを見て気づくことがある。それは、回を重ねても一切「肩で息をしない」ということだ。その原点は走り込みにある。古川会長曰く、9歳の武居少年と出会った頃から続けているという走り込みは、坂道で会長が乗った自転車を押して駆け上がるなど実にユニーク。その他、時期によって400メートルダッシュなど長短のバリエーションはさまざまと古川会長。

 そのスピードとスタミナゆえに「3分の中で、キックのみ77発を打ち込んだ。自分が現役の時は4分間で同数程度だった」と魔裟斗は驚きを隠せない様子。驚きはさらに続く。スパーリングを終えた武居選手のパンチを受けた魔裟斗は一瞬驚き、直後に納得した表情を浮かべると「55キロでこれをもらったら倒れるわ」と漏らした。さらに「硬いパンチを持っている選手はたくさんいるが、武居選手のそれは重硬い」と話すと、K-1史上初となる三階級制覇を成し遂げたK-1の顔である武尊を引き合いに出し「武尊の拳が石なら、武居は“鉄球”」と絶賛した。

 そんな魔裟斗がKOが多いことに触れ「急所を狙っているのか?」と問えば、「狙っていると言えば、狙っているが、ほとんどは感覚。ただ小さい頃から試合に出ているので、その積み重ねもあれば、練習の時から意識して狙っていることもあるのでは」と謙遜しきり。パンチの重さについて問われると「会長のミットが重いので」と淡々。

 魔裟斗が「猫」と形容するパンチをもらわないステップワークやパンチ力、無尽蔵のスタミナ、さらに会長が「キツければキツくなるほど笑うんです」と認める“耐える能力”は、最大3試合をこなす1DAYトーナメントで生きてくる。代名詞になりつつあるKOについては、会長から「次は違うパターンで倒すように」と日頃から指示を受けているようで、どんなパターンのKO劇を見せてくれるか、楽しみは尽きない。

最終更新:6/26(水) 17:46
AbemaTIMES

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事