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【MLB】セントルイスでまた“名場面” 難病の母親のために移籍したドラ1の“帰還”に総立ち

6/26(水) 23:03配信

Full-Count

ピスコッティにスタンディングオベーション、本人は「多くの感情がこみ上げてきました」

■アスレチックス 7-3 カージナルス(日本時間26日・セントルイス)

 アスレチックスのスティーブン・ピスコッティ外野手が25日(日本時間26日)、古巣カージナルスの本拠地ブッシュ・スタジアムに凱旋。野球熱の高いセントルイスのファンからスタンディングオベーションで迎えられ、感動を呼んでいる。

【動画】モリーナの“粋な計らい”で拍手はさらに大きく…ピスコッティにセントルイスのファンがスタンディングオベーションを送った実際のシーン

 ピスコッティは「6番・右翼」でスタメン出場。2回1死走者なしで迎えた第1打席で名前がコールされると、スタジアムは総立ちとなった。名捕手のヤディアー・モリーナはすっと立ち上がり、地面のゴミを拾うような仕草を見せながらマウンド方向へ。ファンが拍手を送る時間を作ると、歓声は徐々に大きくなり、ピスコッティはヘルメットを掲げてこれに応えた。

 23日(同24日)までエンゼルスとの3連戦を行っていたブッシュ・スタジアムは、移籍後初めて帰還した“レジェンド”のアルバート・プホルスをスタンディングオベーションで迎え、感動的なシーンが話題となったばかり。ファンやモリーナをはじめとするカージナルスの選手たちは、ピスコッティも同じように熱烈に歓迎した。

 ピスコッティは2012年のドラフト1巡目追補(全体36位)でカージナルスに入団。有望株として順調に成長し、2015年にメジャーデビューを飾った。しかし、2017年にトレードでアスレチックスに移籍。その理由は全米で大きな話題となった。

 当時、26歳だったピスコッティには難病の「筋萎縮性側索硬化症」(ALS)を発症した母親グレッチェンさんがいた。ピスコッティはグレッチェンさんの近くでプレーするため、療養先だったカリフォルニアに移籍。このトレードを実現させた両チームのフロントにも称賛の声が上がっていた。グレッチェンさんは闘病生活の末に昨年5月にこの世を去ったが、経緯を知るセントルイスのファンはこの日、ピスコッティを拍手で迎えた。

ファンは感動「モリーナは本物の紳士」「カージナルスファンは球界最高」

 試合後、地元テレビ局「FOXスポーツ・ミッドウエスト」は公式ツイッターで、ピスコッティが地元メディアに「多くの感情がこみ上げてきました。家族もいましたし、母も僕と一緒にいてくれたと思います。このフィールドに戻り、あのように歓迎されることはとても特別でした」と話す映像を公開。やはり、特別な思いがあったようだ。

 また、カージナルスは球団公式ツイッターで「セントルイスがスティーブン・ピスコッティへの愛を見せた!」と、スタンディングオベーションが起こった打席の映像を公開。すると、ファンからは称賛の声が続々と上がった。

「ヤディアー・モリーナは本物の紳士だ」
「あのトレードは未だに球界で最も素敵なことの1つ」
「このようなものを見ると、カージナルスファンであることが誇らしくなる」
「素敵!(アスレチックスファンより)」
「カージナルスファンは球界最高だと思う」
「彼が戻って嬉しい!!」
「カージナルスファンは素晴らしい」
「これがセントルイスが最高の野球の街だという理由だ!」

 イチロー氏も現役時代に熱烈な歓迎を受けたセントルイス。またしても名場面が生まれた。

Full-Count編集部

最終更新:6/26(水) 23:03
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