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お勧め地酒、手軽に検索 石川産、データベース化 大阪のITベンチャー

6/26(水) 1:49配信

北國新聞社

 石川県内で25日までに、地酒の銘柄の特徴をデータベース化し、情報を飲食店や来店客に提供するサービスが始まった。ITベンチャーのSAKELOGY(サケロジー、大阪市)が県内の酒造会社の協力を得て開発した。新サービスは北陸新幹線開業後、県内で増加する観光客の需要を見込んで飲食店が次々と開業する中、人手の確保が難しく、従業員の知識習得に時間を割けない店の業務を効率化し運営を支援する。

 新サービスの名称は社名と同じ「サケロジー」。店が提供する日本酒や料理から相性の良い組み合わせを提案する。来店客がスマートフォンやタブレット端末でQRコードを読み込むと、店内の紙のメニューより詳細な情報を表示する。英語にも対応する。

 サケロジーを運用すれば、英語や地酒の知識が乏しいスタッフも接客しやすくなる。試験導入した県外の店では地酒の売り上げが5割増え、接客時間を減らせたという。

 同社は新サービスの開始に当たり、飲食市場が好調な石川なら効果を発揮しやすいと考えた。5月末時点で県内の酒造25社が協力し、349商品を登録した。

 同社は昨年、県などの「スタートアップビジネスプランコンテスト」で入賞した。新サービスの提供に向け、北國銀行からの融資とファンドが引受先の第三者割当増資で4200万円を調達した。星野翠社長は「石川で事業を成功させ、全国に広げたい」と話した。

 石川の酒造会社は国内の清酒市場の縮小に悩む。小堀酒造店(白山市)の担当者は「銘柄が多く、何を飲めばいいか分からないという顧客の声がある」と話す。新サービスは新たな地酒ファンの獲得も期待でき、福光屋(金沢市)の担当者は「地酒を知ってもらうツールとしたい」と語った。

北國新聞社

最終更新:6/26(水) 1:49
北國新聞社

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