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樹皮はぎ対策にクマ防護ネット 小松、20年目も効果

6/26(水) 1:49配信

北國新聞社

 森林保護製品を手掛ける「グリーンコップ」(鯖江市)は25日までに、ツキノワグマによる樹皮はぎ対策で開発した防護ネットが設置から20年目に入っても効果を持続していることを小松市内のスギ林で確かめた。コストや手間を掛けずに樹皮はぎを防ぐ手段として売り込んでいく。

 効果を確認したのは強化ポリエチレン製の防護ネット「ワイルド」。幹を地表から高さ約1・5メートルまで覆う。石川県林業試験場の試験で2000年4~5月、小松市尾小屋町のスギ林で約50本に設置した。

 今年5~6月に調査し、防護ネットは形や柔軟性を保ち、スギの成長も妨げていなかった。福井県工業技術センターなどで強度を分析したところ、さらに数年から10年程度の使用に耐えられるとの予測が出た。

 クマはスギの幹に含まれる糖分を狙って樹皮をはぐとみられる。被害に遭った木は枯れたり、商品価値がなくなったりして林業に損害を与える。クマの生態に詳しい石川県立大の大井徹教授は「防護ネットは簡便に継続できる防除方法だ」と指摘した。

 グリーンコップの担当者は「地球温暖化に対処するため植物から作られるバイオプラスチックを使った製品の開発、商品化を進めたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:6/26(水) 1:49
北國新聞社

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