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原油価格は1バレル=30ドルに下落も、米中対立激化なら-BofA

6/26(水) 15:01配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 米中関係がさらに悪化すれば、それによって引き起こされる一連の出来事の影響で、北海ブレント原油は50%余り押し下げられ、1バレル=30ドルにまで落ち込む可能性があるとバンク・オブ・アメリカ(BofA)メリルリンチは予想している。

トランプ米大統領は今週末の大阪での20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて開催される中国の習近平国家主席との会談が不首尾に終われば、残る3000億ドル(約32兆2300億円)の対中関税引き上げを決定するかもしれない。同行の商品担当グローバル責任者、フランシスコ・ブランチ氏がシンガポールでのインタビューでそうした見方を示した。

そうなれば中国当局は人民元安を容認する可能性があり、世界最大の原油輸入国である同国にとってドル建ての原油価格がさらに割高になれば、需要の伸びを抑制しかねないと同氏は指摘。中国が米国の対イラン制裁を無視し、同国からの原油輸入再開を決める恐れもあると述べた。

ブランチ氏は貿易とイランの問題に触れ、原油価格が1バレル=30ドルとなるシナリオをもたらしたと指摘。そうしたシナリオが実現する可能性は特に高くはないものの、ばかげているというわけでもないと語った。BofAメリルの基本シナリオでは、下期のブレント原油とニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油先物は平均でそれぞれ63ドルと56ドルが見込まれている。

原題:Bank of America Sees Risk of $30 Oil If China Devalues Yuan(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Dan Murtaugh, Livia Yap

最終更新:6/26(水) 15:01
Bloomberg

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