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大坂なおみ電撃引退の懸念 ウィンブルドン第2シードも大きな重圧

6/27(木) 12:00配信

日刊ゲンダイDIGITAL

「時間の問題と思っていました」

 女子テニスの大坂なおみ(21)が、最新の世界ランキングで1位から2位に順位を落とし、テニスジャーナリストの塚越亘氏はこう言った。

 大坂は昨年3月のパリバ・オープンでツアー初勝利を挙げ、その後は4大大会の全米、全豪を連覇。わずか3勝で世界ランクのトップに立った「シンデレラガール」だ。しかし、2月にサーシャ・バイン(34)とのコーチ契約を解消。ジャーメイン・ジェンキンス(34)の指導を受けるようになってから成績はパッとせず、先日の全仏では3回戦で世界42位のシニアコバにストレート負け。次戦のネイチャー・バレー・クラシックも2回戦で敗退すると試合後の会見に現れず罰金(約53万円)が科せられた。この試合では、第2セットのコートチェンジの時、ベンチではなく芝生に座り込み観客を驚かせた。

 4大大会に勝つだけでも難しいのに、大坂はたった5カ月で4大大会連覇を成し遂げ世界ランク1位に立ち、生活が一変。「世界のどこにいてもカメラを向けられる」とこぼしていた。

「カメラだけではない。錦織(圭=29)クンは日本を離れたらそれほどでもないが、今の大坂さんは世界のどこへ行っても有名人ですから逃げ場がない。契約スポンサーに対する責任もある。2009年全豪と08、09年全仏2位のディナラ・サフィナは兄とともに世界1位になったことがある。世界トップの重圧に苦しみ、結局4大大会シングルスには勝てなかった。大坂は21歳でもまだ幼いところがあり、純粋で無防備な女性です。大坂の心理面をよく理解しているサーシャ・コーチは対話重視の指導で彼女をうまくコントロールしていた。今のジェンキンス・コーチはまだ経験不足、当たり前のことしか言わない。でも、全米に勝ってからの大坂にはサーシャの指導がうっとうしくなったのかもしれません」(前出の塚越氏)

 第2シードで臨む7月1日開幕のウィンブルドンでも大坂は「復活」の優勝を求められ重圧の中でのプレーを強いられる。

「序盤戦でコロッと負けたらメディアの雑音も多くなるでしょう。メディアはいつも有名選手の発言を切り取り、選手が思っていることとは違うことを報道する。先日の会見拒否には、自身の不甲斐なさの他に、メディアへの不信感もないとは言えない。今の大坂さんはテニスが楽しくないように見える。そんな状況でも『テニスは仕事』と割り切れるタイプではない。もう十分に稼いだし、子供がそのまま大人になったような、あの性格です。厳しいことを言ってくれる人もいない。優勝できる力はあるとはいえ、ウィンブルドンの結果次第ではテニスをやめると言いだすのではないかと、正直心配しています」(前出の塚越氏)

「シンデレラ」の終幕はハッピーエンドだが、大坂は果たして……。

最終更新:6/27(木) 16:28
日刊ゲンダイDIGITAL

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