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巨人・原流非情トレード 吉川光の見切りにGナイン恐怖

6/27(木) 16:54配信

東スポWeb

 巨人の吉川光夫投手(31)、宇佐見真吾捕手(26)と日本ハム・藤岡貴裕投手(29)、鍵谷陽平投手(28)の2対2の交換トレードが26日に成立し、両球団から発表された。救援陣の強化が課題の巨人にとっては左右のリリーバー獲得となったが、若返ったGナインは吉川光の“出戻りトレード”に衝撃を受け、原辰徳監督(60)が見せた非情な一面に震え上がっている。

 リーグ戦再開を目前に、第3次原政権がトレードでのブルペン強化を断行した。左腕の藤岡は大学時代に菅野(巨人)、野村(広島)とともに「大学BIG3」と称され、ドラフト1位でロッテに入団。昨年7月に日本ハムへトレードで移籍した。一方、右腕の鍵谷は17年に60試合登板も達成した剛腕で、中大の先輩・巨人の澤村とは自主トレをともにする間柄でもあった。

 この日、全体練習が行われた東京ドームで、原監督は「両軍にとっていい形になるといい」と話し「我が軍としては、しっかりと手助けしながら、いいものが出せるようにしたいなと思いますね。(藤岡について)僕はアマチュア時代の姿も知っている。このところ少し消化不良的なところがあるので気分一新、水を得た魚のごとくジャイアンツで暴れてもらいたい」と期待した。

 ただ、ナインを驚かせたのは再びトレードで古巣復帰する形となった吉川光だった。出場機会に飢えていた宇佐見はまだしも、チーム内で吉川光は事実上の放出と見る向きが強い。左腕は今季、勝利の方程式の一角を担う存在として原監督からも多大な期待を寄せられ、昨季限りで引退した山口鉄がつけた背番号「47」に変更された。しかし、開幕後は不調で、9試合で防御率9・95。最後の登板となった5日の楽天戦では同点の8回に一死一、二塁の場面で送り込まれたが、ストライクが入らずストレートの四球でピンチを拡大。即降板させた指揮官は敗戦後、怒りを超えてあきれ返ったような笑みをこぼし、翌6日に遠征先の仙台から帰京を命じていた。

 若手の一人は「光夫さんのトレードはビックリしました。しかも日本ハムじゃないですか…」と驚いた様子。だが、古参のチームスタッフは首を横に振りながら「これも原監督ですよ」と言い切り「特に期待した選手の働きがそぐわなかった時の監督はことさら厳しい。たとえば、第2次政権時にFAで来た村田修一に対してもそうだったでしょう」と続けた。

 今季の指揮官が積極的に若手にチャンスを与えてきたのも、個々の戦力を見極めるためでもあった。その絞り込みは交流戦を終えて「全体的に戦えるチームになってきている手応えは感じております」と最終段階に突入したことをにおわせている。その“リスト”から漏れたとなれば…。いずれにせよ、今回のトレード劇でチーム全体に緊張感が走っている。

最終更新:6/27(木) 18:24
東スポWeb

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