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ギターをもっと身近に かわいくて弾きやすいヤマハの新アコギ「STORIA」発表会に弓木英梨乃が登場

6/27(木) 18:59配信

BARKS

ヤマハから、演奏性やデザインを追求したアコースティックギターの新製品「STORIA(ストーリア)シリーズ」が登場、7月25日に発売される。6月26日に行われた発表会ではギタリストの弓木英梨乃さんが演奏を披露、“かわいくて弾きやすい”そして“生音がいい”とSTORIAの魅力を語った。

「STORIAシリーズ」は、ギターを弾いてみたい気持ちに寄り添い、ギターをもっと身近なものとして感じられるよう演奏性やデザインを追求したモデル。メインターゲットは、自分自身のスタイルを軸に人とのつながりや共感を大切にするミレニアル世代=20代。開発に際し18~35歳のさまざまな人にインタビューを行った結果、ギター未経験者、初心者の多くが「自分のスタイルを大切にしたい」「気軽に音楽を楽しみたい」という価値観を持っていることから企画が進められたという。「STORIA」という名称は「STORY」に由来。「一人一人の毎日にはストリーがあって、そのストーリーを彩る要素になってほしい」という思いが込められている。

ラインナップは「STORIA I」「STORIA II」「STORIA III」の3モデルで、それぞれ異なる色や質感を施した。「ギターを演奏してみたい、自分のそばにギターを置いておきたい」というニーズに答え、弾きやすさと個々のライフスタイルい馴染むデザインを追求した新シリーズとなっている。

徹底的にこだわったのが弾きやすさ。薄く小ぶりなフォークタイプのボディに短めの弦長を組み合わせた。ネックは通常より短い634mmスケール、やや低めの弦高を採用し、細めのネック形状とあわせてこれからギターを始める人にも握りやすい仕様。バインディングを施したほかの2モデルと異なり、「STORIA II」では表板のエッジに面取り加工を施し、丸みを帯びた外観を印象づけるとともに、演奏時に腕が触れる際の感触を和らげている。

「STORIA I」は、オフホワイトの表板にシックなライトブルーのインナーカラーを組み合わせた。「STORIA II」はナチュラルの表板に鮮やかなウルトラマリンのインナーカラー、「STORIA III」はチョコレートブラウンの表板に渋みのあるワインレッドのインナーカラーを組み合わせ。仕上げは、「STORIA I」「STORIA II」がなめらかな質感を持ち、木のぬくもりが感じられるセミグロス塗装。「STORIA III」がチョコレートブラウンの深みを引き立てるグロス仕上げとなっている。ワンポイントアクセントの効いたサウンドホールのインレイもそれぞれ異なるかわいいもの。また、オープンギアのペグやストラップピン、エンドピンなどの各パーツは華やかで品のあるシャンパンゴールドカラーを基調に統一。これはSTORIAの商品化で誕生した新しいカラーで、高級感のある仕上がりに一役買っている。

デザインとともにサウンドキャラクターもそれぞれ異なる。「STORIA I」は表板にスプルース材を使用した粒立ちのよい明るいサウンド。「STORIA II」と「STORIA III」の表板はマホガニー材で、あたたかみとふくよかさを併せ持ちながら、塗装仕上げの違いでそれぞれ異なるサウンド特性を生み出している。このほかいずれも裏・側板はマホガニー、ネックはナトー、指板と下駒はウォルナットを採用。そして、パッシブタイプのピックアップを内蔵、アコースティックギターとしての使用だけでなくエレクトリックアコースティックギターとしても演奏可能で、幅広いシーンで活躍する。

■ギタリスト弓木英梨乃がSTORIAの魅力をチェック

STORIAの開発にあたっては、これからギターを始めたいと考えている人に数多くインタビューを行ったという。そこから導かれたニーズは以下の3つ。

・ライフスタイルに馴染むデザイン
・抱えやすく弾きやすい演奏性の高さ
・ギター経験者からも認められる音

これらを具現化したSTORIAの魅力をチェックすべく、発表会のステージに登場したのはキリンジのメンバーとして、そしてソロプロジェクト「弓木トイ」など、幅広く活躍するギタリストの弓木英梨乃さん。STORIAの商品企画を担当したYamaha Guitar Group, Inc.の小嶋麻文さんとともに登壇し、演奏を交えてその魅力に迫った。

リビングルームを思わせるステージ上のセットに並んだSTORIAを見て弓木さんが一言。「インテリアみたいですね。おしゃれなお部屋の……」。すると「お部屋に馴染むようなデザインを目指したのも、お客さんがより身近にギターを感じてもらえたらいいなと思って」と小嶋さんが答える。

「(STORIAは)家具みたいだなと、最初見た時に思いました。かわいい」と言いつつ弓木さんが最初に手にとったのはオフホワイトカラー&スプルーストップの「STORIA I」。まずは「握りやすい」と第一印象を述べ、自身が使用しているヤマハのAシリーズに「握りやすさが似ている」と続ける。指板の端が丸いのはAシリーズと似ているが、「Aシリーズよりさらにスリムな形状」とは小嶋さん。

「Aシリーズもエレキギターから持ち替えた時にすごく弾きやすいっていうのがあるんですけど、それと同じような感覚ですね」「女性とかすごい弾きやすそうな感じだなって思います」と言いながらギターを爪弾き続ける弓木さん。「生音がすごくいいですね」と今度は力強いストロークで演奏し、「よくできてるギターだな」と笑顔。「弾きやすくてコードがすごいきれい。なんかすっきりしてますよね。ボワーっともせず、でもシャリシャリ過ぎずちょうどいい音。バランスがいい感じ」と、STORIA Iの特徴を語った。デザインについては「何よりかわいいですよね。食パン的な」「中の色がすごいおしゃれ」とコメント。このサウンドホールから覗くインナーカラーは、自分だけにしかわからない特別な感じ、ジャケットの裏地のおしゃれな柄のようなイメージとの説明が小嶋さんよりなされた。STORIA Iの試奏を終えると、弓木さんが「これは食パンと名付けました」と突然の発表。どうやら各モデルの名前を考えてきたようだ。

続いてナチュラルカラー&マホガニーのSTORIA IIを抱えると、「かわいい! (エッジを指さして)ここが丸い! 守りたくなる。赤ちゃんとかとおんなじ感じ」。サウンドキャラクターについては「さっきのSTORIA Iがすっきりしてる感じだったのが、これは太いというか、ローがしっかり出る感じ」。「マホガニーならではの音の鳴り、豊かさがSTORIA IIの特徴」「セミグロス仕上げにしているので、よりふくよかな音色になっている」とは小嶋さん。「(STORIA Iとは)ネックが違う感じする」という弓木さんの感想に対しては、実機を持って同じ感想を持つ人は多かったが、実際はどちらも同じ。「見た目や音色から違うように感じるのでは?」との答えが返ってきた。「こっちの方がアコギをしっかり弾いてる感じがする」「低いところから高いところまで。しっかり低音が出る感じ」と歯切れのいいザクザクしたフレーズを弾き、「ロック女子にいいかも」と評価。最後には「私の中では乾いたトイプードルと名付けました」「マンションだとペット飼えないじゃないですか? だからこれ(STORIA I)は食卓の食パンで、これ(STORIA II)はワンちゃん飼いたいけど飼えない人がかわいいトイプードルとして。何が言いたいかというと、すごくなじんでる」。

最後は唯一のグロス仕上げ、チョコレートブラウン&マホガニーのSOTRIA III。「重厚感がある感じがしますね」と力強いストロークで弾き始め、「IとIIのいいとこどりって感じがします。音はすっきりして低音も太い感じではない。すっきりした、シャキッてした感じなんですけど、弾きごたえはIIに似てる感じ。弾いてる感じがすごいするというか、重みがある感じ」と弓木さん。IIとIIIは同じマホガニーだが、塗装の違いから音のまとまり方が違ってくるとの解説が小嶋さんよりなされた。「ちなみにこれは、濡れたダックスフント。臭そうですけどね」と笑わせる。「臭いですか?」との問いにはSTORIA IIIのボディを嗅いでみせ、「いいにおいです」とさらに笑わせた。

3モデルを弾き終え「どのモデルがいい?」との質問には、「音はIとIIIが好きなんですけど。どうだろう? 用途に合わせてなのかもしれないですね」と悩んだ様子。「しっかり弾きたい時はIIがいいんですけど、気軽に弾きたい時にはIがいい、IIがいいっていう感じで」と言いつつも、今日の1台に選んだのはSTORIA I。「握りやすさと音が、私は一番いい感じ。Iが好きですね」。

「ギターを始めた時ってギター選びってすごい難しいじゃないですか? でもこれは、すごい選びやすいっていうか。わかりやすく見た目が違ってて、弾き心地も、たぶんなんか始めたばっかりの人でも、わかる感じの……握って『これ握りやすい』みたいな違いがあるから。3つあるから好みで選びやすいっていのは、すごいわかります」

また、サウンドについても改めて言及。

「生音がすごいいいなっていうのが、最初に弾いた時の印象でした。始めた時に買うギターって、なんか音がペラペラだったりするけど。これは生音がすごいきれいで。なんか高級感がある音だから。始めたばっかりの人はわからないかもしれないですけど。でも、かわいくて弾きやすくて、生音がいい」

「長く付き合っていただけるギターですか?」という質問には、「そうだと思います!」と太鼓判。

「ライヴっていうよりは、お家とかにこうやって置いてぱっと手にとって弾きたい時に弾く、みたいな感じにすごい合ってる。そういうことをしたくなるギターだなと思うし……。私が始めたころにこういう選択肢があったら、モテギタリストになってたかもしれない。いいですね。」

ラストは本日のお気に入りであるSTORIA Iを手に弾き語りで1曲披露。繊細なアルペジオからしっかりした鳴りを感じさせるストローク、そして染み入る歌声に大きな拍手が起こった。

■ポータブルPAシステム「STAGEPAS 1K」

発表会では8月発売のポータブルPAシステム「STAGEPAS 1K」も紹介された。コンパクトなボディと高品質・高音圧なサウンドを両立したモデルで、シンプルな操作で各種調整が行えるデジタルミキサーを搭載。出力は10000W。

土台となるサブウーファーの上に、棒状のアレイスピーカーと高さ調整用のスペーサーを固定するだけで準備が完了するカンタンセッティングが特徴。本体以外のケーブルやスタンドが不要で、PA機器の接続知識や経験も必要ない。

上部に搭載される中高域を再生するアレイスピーカーは1.5インチの小口径ユニットを10基搭載し、170度の広い水平指向角と、ユニットをJ形状のカーブに配置することで下方向のカバーエリアを広げ、30度の広い垂直指向角も実現。高い遠達性能により前方から後方の聴衆まで均一かつ高音質な音で包み込む。低域を再生するサブウーファーはクラス最大級の12インチユニットを採用。小型・軽量化により、12インチクラスとは思えないコンパクトなキャビネットサイズを実現している。サブウーファーの背面には2chのHi-Z入力を含む3chのモノラルマイク/ライン入力とステレオ入力1系統を装備、Bluetoothによるワイヤレス接続も可能だ。複数帯域の調整を同時かつ直感的に行える1ノブEQやデジタルリバーブも搭載。さらに、スマホアプリで離れた場所から音量やEQの調整が可能となっている。

製品情報
◆STORIA I
価格:55,000円(税別)
◆STORIA II
価格:55,000円(税別)
◆STORIA III
価格:55,000円(税別)
発売日:2019年7月25日

◆STAGEPAS 1K
価格:オープン(市場予想価格 税別 12万円前後)
◆DL-SP1K(オプションの専用台車)
価格:オープン(市場予想価格 税別 1万円前後)
発売日:2019年8月

最終更新:6/27(木) 18:59
BARKS

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