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【相談実例】「学資保険代わりにドル建ての保険に加入」をおすすめできなかった3つの理由

6/27(木) 8:30配信

ファイナンシャルフィールド

子どもが生まれたので教育資金を準備するために学資保険に入った方がいいのでは?多くの子育て世帯の方が考えることですね。筆者の家計相談でも30代・40代の方の相談の多くは教育費問題です。

そして教育費関連のご相談で、最近急増しているのが「学資保険に入ろうとしたらドル建ての保険を勧められたのだがどうだろうか」というものです。

先日もまったく同じようなパターンで「ドル建ての終身保険を契約したけれど、よく見たら損をしてしまいそう!」と慌ててご相談がありました。

今回のご相談者様は、学資保険代わりにドル建ての保険に入るのはおすすめできませんでした。その3つの理由をお伝えいたします。

そもそも短期間で掛け金を上回るのは困難

一つ目の理由は、短期間で掛け金を上回る返戻率となる商品はそうないから、ということです。提案された保険商品についてよく理解できていないうちは「返戻率〇〇%です」という言葉につられがちです。

例えば、「18歳の時点で112%になります」などという説明ですね。この超低金利時代に、日本円建ての従来通りの学資保険は保障などの特約(オプション)をつけなかったとしてもほとんど増えません。

生まれてすぐに加入して18年後まで据え置いても掛金合計より増える率はたかが知れています。例えば、とある円建ての学資保険は17歳まで払い込んで受け取る場合、満期時に受け取る金額は掛金の101%程度。

こうなるとほとんどの方が「増えない」と感じることと思います。それと比較するように「こちらの商品なら115%です」と言われたら、魅力的に感じるのも無理はありません。やけに返戻率がいいと思ったら、なにかカラクリがないか考えてみてください。

今回のご相談者様のケースは、お子さんの年齢的に払い込む期間が短かったため、ますます返戻率は低く、ドル建てでも22歳の時点でようやく掛け金を上回るものでした(学資金の想定をしていた18歳の時点では89%と元本を割っていました)。

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最終更新:6/27(木) 8:30
ファイナンシャルフィールド

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