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【裁判員制度10年(2)】「痛烈なメッセージ」求刑上回る判決も 量刑相場に市民感覚、判決に幅

6/27(木) 10:01配信

西日本新聞

「冤罪を生まない司法制度改革が進んできた」

 99・9%と言われる有罪率は、裁判員裁判でわずかに下がった。最高裁の司法統計では、09~17年の一審の平均有罪率は99・8%で、裁判員裁判に限れば99・2%だった。16年(98・8%)と17年(97・8%)は99%を割った。

 菅野弁護士は「裁判員は裁くことに慣れておらず、真剣に証拠と向き合い、市民目線で判断していることの表れだ」と評価する。

 九州大法科大学院の田淵浩二教授(刑事訴訟法)は「証拠を絞り込み、公判での証言や被告人の供述に重きを置く『公判中心主義』が進んだ。長時間の取り調べなど強引な証拠固めが減り、冤罪(えんざい)を生まない司法制度改革が進んできたと言える」と話した。 

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連載「裁判員制度10年」

 この記事は西日本新聞とYahoo!ニュースの連携企画による連載記事です。国民が裁判員として司法に参加する「裁判員制度」開始から10年、司法と国民との距離は近づいたのかを振り返ります。

西日本新聞

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最終更新:6/27(木) 13:50
西日本新聞

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