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恋愛小説に胸キュン、でも同性愛の子は……? 圧倒的に少ないレズビアン作品、立ち上がった出版社の挑戦

6/29(土) 7:00配信

withnews

若い時に恋愛小説に心躍らせる経験は、かけがえのないものです。でも、同性を好きな人は? 自分を投影できる恋愛小説の選択肢はとても少ないのが現実です。「レズビアンの10代の子にも、恋愛小説を楽しんでほしい」。そんな思いから、アメリカの作家が書いた原作書を翻訳しようとしている会社があります。
(朝日新聞記者・金澤ひかり)

にじーずへの寄付、図書館への寄贈…多様なクラウドファンディングのコース

同性愛の矯正治療施設で…

翻訳化が計画されているのは、2012年にアメリカで刊行された『The Miseducation of Cameron Post』(エミリー・M・ダンフォース作)です。出版社「サウザンブックス」は、この翻訳書を日本の10代に届けようとクラウドファンディング(7月21日まで)を続けています。
サウザンブックスによると、物語のあらすじはこうです。


【舞台は90年代初頭の米・モンタナ州。12歳の主人公キャメロン・ポストは、女の子とキスをした翌日に交通事故で両親を亡くし、超保守的な叔母との生活を余儀なくされる。その後「秘密」がばれて、叔母によって同性愛の矯正治療施設「神の約束」に放り込まれる。施設でのさまざまな矯正プログラムを通し、職員たちから「同性愛は罪」と繰り返し伝えられる日々にとまどい、うんざりするキャメロンだが、そこで出会った仲間たちとの絆を深めていく。しかしある日、大事件が起こり…。】
――サウザンブックス「10代レズビアンのリアルな青春とサバイバルを描いた映画原作小説 『The Miseducation of Cameron Post』を翻訳出版して若者に届けたい!」より

この小説は、2018年に映画化されており、主人公のキャメロンをクロエ・グレース・モレッツが演じています。映画は高く評価され、同年に開催されたアメリカのサンダンス映画祭ではUSドラマ・コンペティション部門でグランプリを受賞しています。日本では劇場公開こそされなかったものの、「ミスエデュケーション」という題でDVDが発売されています。

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最終更新:6/29(土) 7:00
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